ソフトBオスナ「給料未満の働き」で…中日守護神マルティネス獲得機運ますます盛り上がり
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
甲斐と抱き合うオスナ(C)日刊ゲンダイ
まさかの背信投球に、首脳陣の肝はさぞ冷えたことだろう。
ソフトバンクの守護神オスナ(29)が、26日の日本シリーズ初戦でやらかした。5点リードの九回に登板するも、ヒット4本に加え、自身の失策で3点を失う大乱調。青息吐息で3アウトを奪った姿は、昨季までとはまるで別人である。
ロッテを経て、昨季ソフトバンクに1年契約で入団。49試合で26セーブ、防御率0.92と、アストロズでストッパーを務めた実力を見せつけ、オフに4年総額40億円という巨額契約を勝ち取った。
しかし、すっかり“お腹いっぱい”になってしまったのか、今年は明らかに太めの体形で来日し、8月から9月にかけては腰の炎症でメキシコに一時帰国。9月の一軍合流後も本調子にはほど遠く、今季は39試合で24セーブ、防御率3.76と、大幅に成績が悪化した。
ソフトバンクは今季が3年契約最終年の中日守護神、マルティネス(28)の獲得を狙っているという。オスナが額面通りの働きをしてくれればまだしも、今季の体たらくでは更なる補強もやむなし、だろう。
オスナは新入団の昨季、「自分の仕事は九回を抑えること。それだけのカネはもらっている」と豪語。さらに「ラーメンは好物だが、太るから食べない。食べるとデスパイネみたいになっちゃうだろ」と、かつての主砲をちゃかしたものの、実際に“デスパイネ化”してしまったのだから、今となっては笑えないジョークである。
「腰の治療後は10キロ痩せて昨季のような体形に戻ったが、まだまだ本調子にはほど遠い。直球の球速は平均150キロ以上と昨季並みでも、球威はダウン。ボールのバラつきも目立つようになった。一方のマルティネスは中日で7年間プレーし、絶対的守護神として君臨している。ソフトバンクは12億~15億円級のオファーを出しているとの報道もある。メジャーで素行が問題視されたオスナと違い、性格もいいともっぱらです」(球団OB)
昨27日の2戦目は3点リードの九回に登板。三者凡退で前夜の屈辱を晴らしたが、球団の不信感を払拭するに至ったかどうか……。
◇ ◇ ◇
連戦連勝のソフトバンクだが、投手陣に一抹の不安を抱えている。元凶は「フロントのある行為」で、小久保監督も早い段階からこれを不安視していたという。いったいどういうことなのか。ソフトバンクに何が起きているのか。
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