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メジャー関係者はヒヤヒヤ…DeNA東克樹「左太もも肉離れ全治4週間」から“中2週間”で突貫先発

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月30日 11時51分

メジャー関係者はヒヤヒヤ…DeNA東克樹「左太もも肉離れ全治4週間」から“中2週間”で突貫先発

セ界屈指の左腕だけに…(C)日刊ゲンダイ

 エースの働きとしては十分だった。

 DeNAの東克樹が昨29日の日本シリーズ第3戦に先発。7回1失点でチームのシリーズ初勝利に貢献した。

 今月12日、阪神とのCSファーストステージ初戦に先発した際、左太もも肉離れを発症。診断は全治4週間。決して軽傷ではなかったが、中2週間の“突貫工事”でシーズンと遜色ない投球を見せた。

 この登板に肝を冷やしたのがメジャーの関係者だ。東は最多勝、最高勝率のタイトルを獲得した昨季に続き、今季も13勝4敗、防御率2.16と好成績を収めた。

 さるメジャースカウトが言う。

「ショウタ・イマナガ(カブス)の次はアズマだよ。170センチと小柄ながら、ストレートの切れは抜群で、変化球も素晴らしい。打者はストレートと分かっていても差し込まれる。打者の左右問わず内角を攻められる投球術もある。ただ、彼は20年にトミー・ジョン手術で肘にメスを入れているし、決して無理はしてほしくない。肉離れが完治しないまま投げれば、どうしても足をかばう投げ方になって、肩肘に負担がかかってしまうからね」

 今年の春季キャンプで東は、特別コーチを務めたダイヤモンドバックス傘下マイナーのメンドーサ氏から「俺の息子になってほしい。一緒に連れて帰りたい」と絶賛された。

 もっとも、東が海外FA権を取得するのは最短でも2030年。35歳になる年だけに、メジャーに挑戦するならポスティングになるだろう。

 東本人にソノ気があるかどうかはともかく、メジャー球団が、この左腕の動向を注視していることは確かだ。

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