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朝ドラヒロイン大抜擢の髙石あかり主演『ベイビーわるきゅーれ』はTVドラマには収まり切らない規格外の映画

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月31日 9時26分

朝ドラヒロイン大抜擢の髙石あかり主演『ベイビーわるきゅーれ』はTVドラマには収まり切らない規格外の映画

以前からコアな支持率は高かった(C)日刊ゲンダイ

 女優の髙石あかり(21)が2025年度後期のNHK朝ドラ『ばけばけ』のヒロインに大抜擢され、話題だ。

 朝ドラヒロインと言えば、前作『虎に翼』の伊藤沙莉(30)、現在放送中『おむすび』の橋本環奈(25)、来春『あんぱん』の今田美桜(27)とすでに有名女優が続いているだけに、高石の起用は「NHKもフレッシュ感を狙ったのでしょう」(テレビ誌ライター)。

 髙石は、知名度こそ“3人の先輩”には及ばないとはいえ、12歳で芸能界入り、16歳から俳優として本格的に活動をスタートさせており、そもそも現在も、テレビ東京の深夜ドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(水曜深夜1時)で主演中だ。

「『ベイビーわるきゅーれ』はもともと2021年に公開された阪元裕吾監督の映画で、髙石にとっては映画初主演作。23年に続編『2ベイビー』、今年9月にシリーズ第3作『ナイスデイズ』が公開と一部に熱狂的なファンを持っている作品で、高石も知る人ぞ知る女優さんだったんです。『エブリデイ!』はそのテレビドラマ版で、今回の朝ドラヒロイン抜擢で『ベイビーわるきゅーれ』人気も高まるかもしれませんね」(前出のテレビ誌ライター)

 髙石は映画『ベビわる』で、ダブル主演の伊澤彩織(30)と“社会に適合できない女子高生の殺し屋コンビ”を演じている。

「髙石さんもなかなかですが、伊澤さんのアクションシーンは相当なもので、どこにでもいそうな、コミュ障気味でけだるそうに生きている女の子2人が殺し屋という設定、それもあっけらかんと見事にやってのける。コミック的な要素、ちょっとした爽快感もあって、オタク心というか、コアなファンを掴むのは、よく分かります。ただ、髙石さんと伊澤さんが醸し出す“普通だけど普通じゃなさそうな雰囲気”がなければ、成立しなかったと思いますね」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 もっとも、テレビドラマ版に関しては不満もあるようだ。

「地上波ではコンプラの縛りがあるのでしょうが、映画ほど殺し屋っぽさがないような……薄まっている印象です。映画ほど過激なシーンがなくて、《物足りない》と感じているファンもいそうです。ただ、朝ドラのヒロインに選ばれた高石さんが初々しく涙ぐんでいる姿を見た時は、殺し屋役のイメージとはまるで違って、やっぱり女優さんなんだなあ、と妙に感心しましたけどね」と、前出のスポーツ紙芸能担当デスクは苦笑する。

 ネット上では早くも『べビわる』ファンの《『ばけばけ』絶対見るよー》なんて応援コメントが飛び交っている。『ばけばけ』もコアなファンを掴めるか。

  ◇  ◇  ◇

「おむすび」の橋本環奈などとは違って、まだ「駆け出し感」が消えない髙石あかり。●関連記事【もっと読む】高石あかりは大化けするか? NHK朝ドラ「ばけばけ」ニューヒロイン抜擢に涙、涙…では、本人のみずみずしさについて伝えている。

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