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維新の仁義なき内ゲバ「馬場降ろし」激化で空中分解…橋下徹が号砲鳴らし、猪瀬直樹が追従

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月31日 10時32分

維新の仁義なき内ゲバ「馬場降ろし」激化で空中分解…橋下徹が号砲鳴らし、猪瀬直樹が追従

八方塞がり(C)日刊ゲンダイ

 総選挙で退潮があらわになった日本維新の会の内ゲバが激化している。獲得議席は38にとどまり、公示前勢力から5減。3年前の衆院選と比べ、比例代表の得票数は約300万票も減少し、比例区で10議席減らした。全国政党化どころか、中期目標に掲げる野党第1党奪取は遠のくばかり。

 馬場代表に対する突き上げはハンパなく、大阪組主導の「馬場降ろし」がヒートアップしている。

 30日の党国会議員団役員会で、大阪組重鎮の浅田均参院会長と猪瀬直樹参院幹事長が馬場と藤田幹事長(選対本部長)の引責辞任を要求。馬場は「議席が減ったのは事実だが、正しい方向に進みつつある」と強弁し、11日召集の特別国会への対応などを理由に突っぱねたという。

 国会中心の東京組と本拠地を構える大阪組の対立は今に始まったことではないものの、「馬場降ろし」の引き金を引いたのは創設者の橋下徹元大阪市長だ。何かと馬場批判を展開する中、投開票翌日、X(旧ツイッター)に〈馬場さん、代表辞任しないの?〉などと投稿。「馬場降ろし」の号砲が鳴った。

 東京に居場所がない猪瀬が橋下投稿にすぐさま反応し、〈維新の会の馬場さん、敗北の責任を取るべきだろう〉と引用リポスト。

 共同代表の吉村大阪府知事も「大阪以外は完敗。(代表選を)実施するのが筋だ」と代表交代に前のめりだ。

「橋下氏は永田町文化にどっぷり漬かる馬場氏らへの不快感を隠さず、通常国会での政治資金規正法改正をめぐって自民党にしてやられたことで爆発した。東京都知事選で躍進した石丸伸二氏を取り込み、大阪組を引き連れて新生維新を立ち上げる構想が一時は浮上していましたが、当て込んでいた石丸人気はしぼみつつあり、立ち消え。ここで党が分裂すれば元も子もなくなる。馬場氏は党規約を逆手にとって代表選実施を回避し、続投する意向です。〈議員だけでなく党員で決めるルールだから〉〈途中でルールを変えるのはカバナンスが効いていない〉などと、うそぶいている」(野党関係者)

 維新の党規約によると、衆院選など大型選挙後45日以内に臨時党大会を開催。所属する国会議員や地方議員のほか、一般党員らで多数決をとり、代表選を実施するかどうかを決める。きょう、大阪市で常任役員会を開き、衆院選の総括と代表選実施の可否について協議する予定だ。橋下は〈次の維新執行部は真の維新スピリッツを理解している者たちになって欲しい〉などとも投稿し、新執行部移行を既成事実化しているが、さてどうなるか。

  ◇  ◇  ◇

 維新から党員資格停止処分を受け政界を引退した足立康史氏(58)ですが、ある維新関係者は「足立さんの復讐が始まるだろう」と言うのだが、その訳は……。関連記事【さらに読む】で詳しく報じている。

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