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中日「教え魔」去ってまた「教え魔」…松中新打撃コーチ「技術を存分に教えたい」の懸念

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月31日 11時32分

中日「教え魔」去ってまた「教え魔」…松中新打撃コーチ「技術を存分に教えたい」の懸念

就任会見をする中日・松中信彦新コーチ(C)共同通信社

 理論や実績については文句のつけようがない。

 昨30日、中日の新コーチ陣が球団事務所で就任会見を行った。その中の一人が、「平成唯一の三冠王」松中信彦打撃コーチ(50)だ。

 会見では「自分の打撃技術を存分に教えたい」と意気込みを語ったように、技術は一流。中でも右翼線に引っ張った「切れそうで切れない」打球は、球界でも「芸術的」と賞賛されたほど。2004年には打率.358、44本塁打、120打点で三冠王に輝いた。プロ19年の通算打率は.296と、パワーだけではなくバットコントロールもずば抜けていた。

 ホークスの球団OBは「経験だけでなく、理論家でもある」と、こう続ける。

「現役時代は小久保現監督と、細かい打撃談議に花を咲かせていたほど。評論家になってからは毎年ソフトバンクのキャンプを訪れ、二軍で燻るリチャードについて、小久保二軍監督(当時)、元コーチの鳥越裕介さんらと3人で額を集めて『俺ならこう教える』など語り合っていた。指導者経験は21年にロッテで臨時コーチを務めたのみですが、同じ左打者の安田らを朝から晩まで熱心に指導していた」

 理論と情熱を備えた指導者になりそうな一方で、「教え魔」の面もある。

「選手の打撃で気になることがあれば、言わずにはいられないんでしょうね。松中が引退したのは2015年。その年の日本シリーズで解説者として現場を訪れた際、弟分の松田がティー打撃しているのをネット裏付近のスタンドで見つけるやいなや、『そうだ、そのバッティングでいいんだ!』と大声を張り上げてアドバイスをしていたほど。現役時代も後輩に熱心に指導していたが、教え方も手取り足取り、懇切丁寧すぎて、困惑する選手も中にはいた。駆け出しの二軍選手ならともかく、一軍選手に細かすぎる指導は逆効果になりかねない」(同)

 中日では立浪前監督が教え魔で知られた。さらに昨季まで在籍した中村打撃コーチもその傾向があり、若手への指導を巡って2人が衝突したこともある。

 松中打撃コーチは同じ轍を踏まなければいいが……。

  ◇  ◇  ◇

 中日と言えば、崖っぷちに立たされているのが根尾昂(24)だ。久々に登板したと思えばボコボコに撃ち込まれ、立浪前監督も苦笑いを浮かべたほどだった。いったい根尾に何が起きていたのか。「悲惨すぎる現状」とは。

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