DeNA“ノーコン”ケイがソフトBをキリキリ舞い!お手頃価格の契約満了でオフは争奪戦に発展か
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月31日 11時32分
DeNA・ケイ投手(C)日刊ゲンダイ
一躍、各球団の注目を集めている。
DeNAのケイ(29)が昨30日の日本シリーズ第4戦で先発。最速155㌔を計時した直球を軸に、7回4安打無失点、7三振を奪う好投で、チームに2勝目をもたらした。
初回を三者連続三振で上々のスタートを見せると、五、六回は得点圏に走者を背負いながらもピンチも切り抜けた。シーズンは6勝9敗、防御率3.42と突出した成績は残せなかったものの、ポストシーズンではCSファイナルステージの巨人戦と合わせて2勝である。
ケイは年俸80万ドル(約1億2200万円)の1年契約。年俸もお手頃で、しかも今季で契約が切れるとあって、腰を浮かしている球団もあるという。
平均150キロ超の速球を軸にパワーで押すタイプだが、ネックは制球力。この日は四球は1つだけだったものの、シーズン中は規定投球回数未満ながら53四球はリーグ最多。7死球も同3位タイである。
パ球団の編成担当はこういう。
「むしろ、力勝負の傾向があるパ・リーグ向きかもしれない。この日も、ベース盤を広く使ってソフトバンク打線を封じたが、パの方が積極的に振ってくる打者が多いですからね。もともとケイは細かい制球はないものの、球威で押し切るタイプ。セは、ボールを見極め、細かい野球をする傾向が強い上に、全体的に狭い球場も多いですしね。死球や一発を警戒しすぎると、思い切って腕は振れない。ちなみに交流戦では3試合に登板し、ロッテと楽天相手に計2勝しています」
年俸1億2200万円なら、どの球団も手を出せる選手ではある。
「シーズンのみの成績なら、無難に残留となったはず。もちろん、DeNAがすでに囲い込んでいるかもしれないが、ポストシーズンの活躍だけ見ても、十分に評価を上げています」とは、前出の編成担当だ。
◇ ◇ ◇
予想以上の活躍を見せるケイと対照的なのが筒香だ。今季は57試合で打率1.88と散々な結果に終わったが、そもそも「救世主になりえない」というシビアな見方がされていた。いったいどういうことか。筒香のどこに問題があるのか。
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