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来季の大谷は二刀流復帰→最多勝&本塁打王でワールドシリーズMVPへ!頂上決戦での不発が発奮材料

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月1日 11時40分

来季の大谷は二刀流復帰→最多勝&本塁打王でワールドシリーズMVPへ!頂上決戦での不発が発奮材料

シャンパンファイトの大谷翔平(右)と山本由伸(C)共同通信社

「新しいチームに来て最高の終わり方ができて最高の一年だった」

 大谷翔平(30)が何度も「最高」という言葉をクチにした。ドジャースが日本時間31日のワールドシリーズ(WS)第5戦で5点差をひっくり返してヤンキースに逆転勝ち、4勝1敗で4年ぶりの世界一になった直後のコメントだ。

 オフにFA権を行使。6年間、一度も勝ち越したシーズンがなかったエンゼルスから、11年連続プレーオフに進出中のドジャースに移籍。最大の目標は個人タイトルより何より「世界一」だったから、悲願はいきなり達成された。

 レギュラーシーズンは54本塁打で2年連続タイトルを獲得、前人未到の「50-50(54本塁打-59盗塁)」もマークした。しかし、ポストシーズンは計16試合で打率.230、3本塁打、10打点。中でも今回のWSは第2戦で左肩を亜脱臼、計5試合で19打数2安打。本塁打と打点と盗塁はひとつもなかった。右足首を痛めながら初戦の逆転サヨナラ満塁弾を含むWS6戦連続本塁打のメジャー新記録でシリーズMVPを獲得したフリーマン(35)とは対照的だった。

 今季は打者専念。レギュラーシーズンはケチのつけようのない成績だったものの、ポストシーズンの数字に限れば不完全燃焼だったのは想像に難くない。右肘手術のリハビリ中で、打って走ることに特化していただけになおさらだ。

 来季は投手として復帰する。投打の二刀流が復活するとはいえ、体が悲鳴を上げたエンゼルス時代のように投げて打ってのフル回転は現実的ではない。今回のケガにつながった盗塁などもってのほかだ。

 今季が象徴的だったように、ドジャースは先発が手薄というか、故障持ちだらけ。とりあえず年間通じて、中5日のローテーションで回ることが最優先されるだろう。そもそもベッツ(32)とフリーマンがいて打線は強力なチームだけに、体調次第で登板日前後のいずれかは休養に充てられる可能性も出てくる。

 ア・リーグのスカウトがこう言った。

「ドジャースは大谷と10年契約を結んだが、来季以降9年間、投手を続けられるとは思っていないでしょう。右肘靱帯の手術は2度目だし、何より大谷は160キロ超の速球が武器。ただでさえ右肘にはかなりの負担がかかりますからね。メジャー1年目に右肘靱帯の修復手術を行った後、投手としてフル稼働したのは21年からの実質3年間だったことを考えれば、2度目の手術を経験した今回も本人が思うような投球ができるのは来季から2、3年程度ではないか。それ以降は本人も言っていたようにポジションチェンジ、DHではなく一塁や外野手などの野手にするのがドジャースの青写真でしょう。打者としてケタ違いの成績を残すことは今季で証明されたわけですから。だとすれば投手として計算できる間は、どちらかといえば投手に軸足を置いた起用になると思う。そうなれば20勝、最多勝を十分に狙えるでしょう」

 となると、来季の最大の目標はサイ・ヤング賞、最多勝を獲得してのWSのMVPか。エンゼルス時代の21年には投手として23試合に先発しながら、打者として46本塁打。今季は本塁打数でリーグ2位のオズナ(33=ブレーブス)の39本に15本差をつけたうえ、年々、打撃技術が上がっていることを考慮すれば、投手に軸足を置きながら3年連続本塁打王も視野に入ってくるかもしれない。

 いずれにせよ、最後の最後だったWSで思うようなパフォーマンスを発揮できなかった大谷がこれで満足するとは思えない。画竜点睛を欠いた悔しさは来季への大きなモチベーションになるはずだ。

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