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ストーカー被害を質問した際に飯島愛が見せた暗い表情…小嶋陽菜の心的ストレスが心配だ(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月2日 9時26分

ストーカー被害を質問した際に飯島愛が見せた暗い表情…小嶋陽菜の心的ストレスが心配だ(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

飯島愛さん(C)日刊ゲンダイ

【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】

 タレントの小嶋陽菜(36)が、ファンとみられる42歳の外国籍の語学留学生に襲われるという事件が起きた。写真集発売イベント終了後、会場を出て女性スタッフと歩いているところを後ろから抱きつかれ、路上に押し倒されたとのこと。

 男は警備員らに取り押さえられ、警察に現行犯逮捕された。この男については「イベントで大騒ぎする過激なファンがいて心配」と関係者が8月に警察に相談していたところだった。当然のことだが、今後の警備を強化すべく対応中だという。

 芸能人に対するストーカー行為や暴行事件は、本当に古くから起きてきた。有名なところでは、松田聖子が沖縄で行われたコンサート中に暴漢に鉄パイプで数回殴打されている。暴漢は彼女に恨みがあったのではなく、むしろ熱狂的なファンだった。

 当時、僕はすぐに沖縄に飛んで聖子が運ばれた病院前で待機していた。翌日、彼女が帰京したので引き揚げたが、沖縄まで行ってまったく海を見なかった取材だった。

 男性も同じだ。俳優の榎木孝明は女性ストーカーによる被害に遭い、裁判所から付きまとい行為をやめるよう接近禁止命令を出してもらった。こちらも「自分は榎木の恋人」と思い込んでいた熱烈なファンの仕業だった。芸能人はファンに支持されて成り立つビジネスなだけに、ヤバめのファンもむげにはできないところがある。

 ずいぶん前の話になるが、類似の事件があった時に、亡くなった飯島愛さんに話を聞いたことがある。当時の飯島さんはさまざまな事象に歯に衣着せず語ってくれる貴重な存在だった。余談だが、セックスレスがテーマの映画イベントで囲みインタビューした際、彼女は僕を指さして「あなた、最後にエッチしたのいつだった? いつも質問するのが仕事なんだから答えなさい」と逆質問されたものだ。

 その飯島さんは、「芸能人は誰でもストーカーや暴漢に襲われる可能性が高いが、事件にならないと警察は動きにくい」と最初は一般論で答えていたが、彼女自身の体験を尋ねたところ、真顔になってカメラを止めるよう要請してきた。

 実は、その時点では収まってしばらく時間が経っていたが、彼女にも覚えがあったらしい。テレビに向かって話すことで、「寝た子を起こしたくない」との理由だった。

 飯島さんに限らず、ファン相手の芸能人はそれほど神経質で、デリケートな扱いをしなくてはならない。他人には男勝りに見えた、いや見せていた彼女でも同じだった。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

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