肝膿瘍の疑いで即入院…元たまの石川浩司さん「危なかったんだなぁ」【独白 愉快な“病人”たち】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月4日 9時26分
石川浩司さん(C)日刊ゲンダイ
【独白 愉快な“病人”たち】
石川浩司さん(63歳/元たま)
=内臓疾患
◇ ◇ ◇
2023年9月30日から2週間入院したんですけど、「病名は何ですか?」と聞いたら「肝膿瘍の疑い」と言われました。でも「疑い」なだけで、いまだにちゃんと病名はわからないのです(笑)。ちなみに肝膿瘍は、肝臓に細菌などが入って、菌が増殖して膿がたまる病気で、肝臓が悪いわけではありません。
受診のきっかけは、高熱と下痢でした。そもそもボクは子供の頃から年に2~3回、原因不明の高熱が出る持病がありまして、大人になっても年1~2回は高熱を出すのです。昨年も「また来たか」と思って、いつものように解熱剤を飲みました。2日ぐらいで治ることがほとんどなのに、そのときは治りが悪く、4~5日間引きずった上に下痢の症状もあったので、かかりつけの内科で血液検査をしてもらいました。
じつは10年ぐらい前から高血圧の薬を飲んでいて、3~4年前からは糖尿病の薬も飲んでいるので、数カ月に一度は血液検査をしているんです。
先生に症状を伝え、検査が終わると「結果は明日出るので朝電話をください」とのことでした。それで翌朝、妻が病院に電話をしたら、「すべての数値がとんでもないことになっているから、すぐに救急車を呼んで大学病院に行ってください」と言われたのです。そう言われても自分にはまったく危機感がなくて、救急車が到着してそこまで歩いて行ったら、救急隊員に「歩いてきちゃダメですよ」と怒られちゃいました(笑)。
集中治療室に運ばれているのにノートパソコンを持ち込んでSNSなんかをやろうとしたくらい危機感ゼロ。注射すればすぐ帰れるぐらいに思っていたのです。でも、医師から「入院です」と言われちゃって、正直、めんどくさいなと思いました。
「何日くらいで帰れます?」と聞くと、「最低2週間」とのこと。10月はライブがびっしり詰まっていて、それを全部キャンセルしなくちゃいけなくなり、多方面に迷惑をかけました。
2週間ずっと点滴をしていました。どんな薬が入っていたのかわかりませんが、最初は3~4種類の袋がぶら下がっていました。胸には心電図のモニターがつながれ、指先には血中酸素濃度を測る装置がついていて、尿道にもカテーテルが入り、管まみれ……。尿道カテーテルは痛いからすぐに取ってもらいましたけどね。
2週間で数値が正常値になったので退院になりました。ただ、病名はわからずじまい。最近になってかかりつけの内科で調べてもらったら、「菌の入りやすい体質」らしくて、入りやすさが一般の人の15倍なんですって。なぜそうなのかは不明です。
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