補強?育成?ソフトBまさかの日本シリーズ惨敗で大混乱…物議を醸した《支配下7人クビ》のひずみ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月6日 11時32分
小久保監督(C)日刊ゲンダイ
日本一奪還のための大補強! ……となるかどうか。
2連勝からの4連敗と日本シリーズで惨敗したソフトバンク。スポーツメディアは「中日のマルティネス取り」「巨人の大城に興味」など、早くも来季の向けての補強を報じている。
ソフトバンクはCSでオリックスに敗れた2022年オフは日本ハムからFA宣言した近藤や、前ロッテのオスナを獲得するなど、総額80億円の大補強を敢行。今季は前西武の山川を4年総額最大20億円で迎え入れ、2年続けてチーム強化に勤しんできた。三笠GMを筆頭とするフロントは、今オフも補強の手を休めるつもりはないだろう。
しかし、ある球団OBは「資金的には誰を獲得しても不思議ではないが」と、こう続ける。
「小久保監督は補強に乗り気ではないと聞いています。そもそも、球団からはV奪還と平行して若手育成を命じられ、二軍監督から昇格。その注文通り、シーズン中は様々な若手を抜擢し、2位日本ハムに13.5ゲーム差もの大差をつける4年ぶりのリーグVを達成した。そこにきてまた補強、補強ではせっかく経験を積ませた若い芽を潰すことになる」
すでにひずみも出ている。昨4日、ソフトバンクは支配下7人に戦力外を通告。その中の2人、三浦と仲田は今季育成枠から支配下に昇格したばかりの選手だ。そんな彼らに再び育成に戻れというのだから、酷な話である。特に三浦は一軍で5試合に登板し、防御率ゼロ。二軍でも15試合で同1.60と好投し、ウエスタンの最優秀投手賞を手にしただけに、本人が「なんで俺? という気持ち。納得できない」と不満をもらすのも当然だ。
助っ人にしても、モイネロ、スチュワート、オスナ、ヘルナンデス、ダウンズとレギュラーだけで外国人枠の上限である5人。マルティネス獲得なら、誰かを二軍で塩漬け、あるいはクビにする必要が出てくる。
補強で現場の足を引っ張るようなら本末転倒。ソフトバンクは大混乱のオフを迎えることになりそうだ。
◇ ◇ ◇
それにしても、ソフトバンクは圧倒的戦力を有しながらなぜDeNAに敗れたのか。ホークスOBの山内孝徳氏が指摘する「痛恨過ぎる敗因」とは何か。他のOBが言う「小久保監督によるベンチの雰囲気悪化を招いた事件」とは。いったいチームに何が起きていたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ソフトバンクが中日の守護神ライデル・マルティネスを本格調査へ 今季43Sで2度目のセーブ王
スポーツ報知 / 2024年11月4日 5時0分
-
《球界の盟主が今や…》CS敗退の巨人、大型補強に高い壁 FA市場でなぜ不人気?選手間に広がる“つぶしがきかない球団”という認識
NEWSポストセブン / 2024年11月1日 11時15分
-
ソフトBオスナ「給料未満の働き」で…中日守護神マルティネス獲得機運ますます盛り上がり
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
-
日本ハム新庄監督の去就不透明で…CSファイナル勝っても負けても球団フロント戦々恐々の理由
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月18日 11時44分
-
【中日】井上一樹新監督はチームを再建できるか? 今オフ最大の懸案は「守護神」の去就
J-CASTニュース / 2024年10月11日 16時17分
ランキング
-
1パリ五輪金の性別騒動ボクサー、「体内に埋もれた睾丸」の医療報告書流出 「金メダルを剥奪しろ」の声も
スポニチアネックス / 2024年11月6日 9時55分
-
2大谷翔平「ナ・リーグ本塁打王獲得」を栗山英樹氏は開幕前に予想していた?1年前の“衝撃予想”が話題に
日刊SPA! / 2024年11月5日 15時50分
-
3ド軍指揮官が明かした“補強願望” ベッツに告白…WS連覇へ流出防ぎたい2選手
Full-Count / 2024年11月6日 7時30分
-
4鷹の23人戦力外は「宝の山やぞ」 2軍最優秀防御率やOPS.985に「獲得動いた方がいい」
Full-Count / 2024年11月5日 11時45分
-
5<卓球>大藤沙月の優勝の価値を中国メディアが疑問視、日本の報道にも「傲慢」「ナンセンス」と苦言
Record China / 2024年11月6日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください