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サイ・ヤング賞3度カーショーは「大谷の保険」でド軍と再契約へ…今オフに手術予定、復帰は来夏

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月6日 11時32分

サイ・ヤング賞3度カーショーは「大谷の保険」でド軍と再契約へ…今オフに手術予定、復帰は来夏

「生涯ドジャース宣言」をするカーショー(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ドジャース投手陣を長らく牽引してきたクレイトン・カーショー(36)が日本時間5日、FA選手として公示された。

 サイ・ヤング賞3度の左腕は今年2月、1年約7億6000万円で合意。来季は同額で選手側に選択権のあるオプションがあったものの、これを破棄したという。

 かつてのエースは先の世界一パレードで地元ファンに対し「他のチームでプレーすることは想像できない。これから、もっとたくさん勝ちます」と生涯ドジャースを宣言したばかり。今オフには左足の親指と半月板を手術するとはいえ、メジャー18年目を迎える来季もオプションを行使してド軍でプレーするとみられていた。

 もっとも、カーショーには他球団に移籍する意思はなく、地元メディアによれば、年俸を減額して再契約し、今後は登板試合数やイニング数に応じた出来高払いを球団と代理人が話し合うという。

功績に報いるだけではなく、戦力としても見込む

 通算212勝(94敗)のカーショーは左肩手術から復帰した今季、7試合に登板して2勝2敗、防御率4.50。直球の平均球速146キロと、年々球威が低下しているとはいえ、来年の3月で37歳。38歳のダルビッシュがポストシーズンで安定したパフォーマンスを披露したように、まだメジャーでも十分に通用する年齢だ。ド軍フロントにしてもベテラン左腕と再契約するのは、これまでの功績に報いるだけではなく、戦力としても見込んでいるからにほかならない。

 昨年9月に右肘靱帯修復手術を受けた大谷翔平(30)が来季、投打の二刀流に復帰する。大谷が受けたとみられるハイブリッド手術は、従来のトミー・ジョン手術とは異なり短期間での復帰が可能。今季は万全を期してDHに専念したが、肘にメスを入れた投手は術式にかかわらず、復帰1年目は患部への負担を考慮して、登板試合数、イニング数を制限するのが一般的だ。

 カーショーは開幕には間に合わないが、先発陣の疲労がピークに達する夏場以降の復帰を目指している。

 仮に大谷が夏場以降に投手をシャットダウンすれば、ベテラン左腕は穴埋めとして重宝されそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんなド軍はヤンキースに取って代わり今や「悪の帝国」と言っても過言ではない。カネと人気と裏技をフル活用するだけではなく、ルール違反スレスレの行為も平気でやるからで、それには大谷や佐々木朗希も関係している。いったいどういうことか。いま、何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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