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森保Jの“冷や飯組”スコットランドFW古橋亨梧「1年ぶり代表復帰」にみる指揮官の意図

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月9日 9時26分

森保Jの“冷や飯組”スコットランドFW古橋亨梧「1年ぶり代表復帰」にみる指揮官の意図

久しぶりに森保ジャパンに帰ってきた(C)Norio ROKUKAWA / office La Strada

 JFA(日本サッカー協会)は6日、11月の2026年北中米W杯のアジア最終予選・敵地2連戦(15日のインドネシア戦=ジャカルタ、19日の中国戦=アモイ)の代表メンバー27人を発表した。

 英プレミアでプレーするMF遠藤航(31)やFW三笘薫(27)、フランスで存在感を増しているFW伊東純也(31)、得点力アップのスペインFW久保建英(23)ら主軸が順当に選ばれた。

 そんな中、ケガで戦線を離脱したオランダのFW上田綺世(26)の穴埋めに「スコットランドで何点取っても代表に呼ばれない」と言われていたFW古橋亨梧(29)の約1年ぶりの代表復帰が目を引いた。

元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう解説する。

「森保監督は<FW上田の代役ではない><チームを勝たせられる選手><呼ぶべき選手として選んだ>と選出理由を話したが、古橋とMF旗手怜央(26)、FW前田大然(27)のセルティック3人衆は試合に使われる前田、呼ばれても出番のない旗手、そして招集外の古橋というパターンに固定化されていた。11月ラウンドで古橋がプレーするイメージは正直湧きませんが、仮に5分や10分の出場機会でも目に見える結果=ゴールを決めないと2度と呼ばれることはないと見ています。古橋の立ち位置は<最後の追試>と言ってもいい」

 スコットランドの絶対王者でプレーしている古橋は、4年目を迎えた欧州で150試合ほどの公式戦に出場し、通算79得点を挙げている。

 欧州5大リーグ(英プレミア、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)より格は落ちるが、フィジカル的にタフなスコットランドで武器である「鋭い俊敏性」と「高い決定力」を発揮。ゴールを量産し続けているにも関わらず、森保監督の評価は低かった。

「代表常連だった頃に古橋は、目を閉じてもゴールというシュートを何本か外したことがあり、森保監督としても<これまで十二分でチャンスを与えた><なのにモノに出来なかった>という判断が働き、それから招集外が当たり前になってしまったのかも知れません」(放送関係者)

「古橋を呼ばないたびに欧州メディアから<何点取れば呼ばれるのか?><モリヤス監督はストライカーを見る目があるのか?>といった論調の記事や書き込みも目立ちます。そういった雑音封じのために古橋を招集して封印しようとした……なんて意図は微塵もないでしょうか、今回久しぶりに招集して1分たりとも使われなかった--では、古橋自身の代表に対する忠誠心にもかかわってくる。W杯の最終予選というシビアな舞台ですが、古橋のプレーをぜひ見たいものです」とは前出の六川氏である。

  ◇  ◇  ◇

 そんな森保Jで、W杯本番に「背番号10」を付けるのは誰か。現時点で候補は3人。実力は拮抗していて、これから競争が激化していくとみられる。いま、チームで何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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