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インスタで料理写真をアップしているのは土井善晴さんのおかげ【武内陶子「今があるのは…」】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月10日 9時26分

インスタで料理写真をアップしているのは土井善晴さんのおかげ【武内陶子「今があるのは…」】

土井善晴さん(C)日刊ゲンダイ

【武内陶子「今があるのは…」】#10

 料理研究家の土井善晴さんの大ファン。日本食の原点を教わったという。

 お会いする前から大ファンで「きょうの料理」(NHK)はもちろんのこと、他局ですが、「おかずのクッキング」(テレビ朝日系)での土井さんの料理が大好きでした。レシピとピッタリ同じ分量で作るとまさに私好みで、「うわーおいしい!」と思える料理が出来上がるんです。本もたくさん持っていて、表紙に土井さんの料理が盛ってある器を読者にプレゼントする企画に応募して当たったこともあります!

「スタジオパークからこんにちは」で、ある日スタッフから「誰に会いたい?」と聞かれた時、「土井善晴さん!」と即答。

 番組で「私たちも作れて一番おいしくできる料理を教えてください」とお願いしたら、おむすびを教えてくださった。凝った料理を教えてくださるかと思っていたのですが、土井さんのお父さんもおばあちゃんも忙しいから、いつもおやつにおむすびが置いてあったとお話しされて。

「塩でコーティングされて、中には梅干しがあるから冷蔵庫がない時代も腐りにくく、日本人の知恵があった。それにお母さんは糠床とかを触って体に大切でおいしい菌がついた手のひらでおむすびを握るから、それがそれぞれの家庭の味になるんです」

 私は当時、友人たちとお味噌を造る会に参加していましたが、確かに同じ材料、同じ分量で造っても、半年後に出来上がった味噌はみんな色も味も違う。お漬物だって作る人によって味がかなり違う。いろんな菌や味がついた手のひらで握るおむすびだって当然違いますよね。

 それからとても仲よくさせていただいています。

 食の原点を大事にされている方ですが、ある時「一汁一菜でよいという提案」という本をお書きになり、世の中を驚かせました。

「食べることが大切だとわかっていても、おろそかになってしまいがちな毎日の食卓。時間がかかって大変やとおもてるかもしれんけど、味噌は畑の肉といわれるくらいタンパク質の塊。お味噌汁に何でも入れたら、それでええんです」

 土井さんは働く母の心を楽にしてくださった。私もその考えにならい、お味噌汁に野菜でもソーセージでも、なんでも入れてます。凝った料理ができなくても、お味噌汁さえあれば私も家族も大丈夫! と思えば、心が楽になります。

 土井さんのメニューに干し椎茸を甘辛く煮たものがあって、うちの子供が大好き! 保育園児の時に「誕生日のプレゼントは何がいい?」と聞くと「干し椎茸!」と答えたほど(笑)。

 今、私は料理画像をインスタでかなりあげていますが、私の料理好きは土井さんのおかげです。

(武内陶子/フリーアナウンサー 構成=松野大介)

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