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土屋太鳳“ぶりっこキャラ”から結婚を経てイメチェンに成功 「海に眠るダイヤモンド」百合子役が大好評

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月10日 9時26分

土屋太鳳“ぶりっこキャラ”から結婚を経てイメチェンに成功 「海に眠るダイヤモンド」百合子役が大好評

土屋太鳳(C)日刊ゲンダイ

 神木隆之介(31)主演の日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)で、鷹羽鉱業の職員の娘・百合子を演じる土屋太鳳(29)の評判がいい。

 今作は、石炭産業で躍進した長崎県・端島の1955年当時と、現代の東京が交差する愛と友情、家族の物語。制作は、過去にドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(ともにTBS系)、映画「ラストマイル」を手がけた脚本・野木亜紀子氏、監督・塚原あゆ子氏、プロデューサー・新井順子氏らが手掛けている。

 第2話では、端島に生きる鉄平(神木)や親友の賢将(清水尋也)、食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鷹羽鉱業職員の娘・百合子(土屋)らの複雑な思いや恋模様が描かれた。

 さらに、幼馴染みでもある朝子に百合子が嫌みな態度をとっていた理由や、つらい過去から今、鉄平の思いを知りながら、なぜ賢将と付き合ったのかなど、百合子がフォーカスされる回となり、視聴者からは《土屋太鳳は優等生的なキャラクターより、こういうちょっと陰のある役柄の方が案外光るよね》《太鳳ちゃんがとても良い。今までいかにも良い子の役が多かったけど、こういう役の方が絶対良い》と、今作での土屋の好演を評価する声が多く上がっている。

「元々ゆったりとしたしゃべり方が特徴的でしたが、2019年6月20日に放送された『ぐるナイ2時間SP』で最下位となり、泣き出したことが物議を醸し、ぶりっこというイメージが定着していました。15年のNHKの朝ドラ『まれ』の共演後に熱愛が報じられた山崎賢人さんら、共演した男性俳優らとフレンドリーに接する印象も強く、また演じる役柄的にも土屋さんのパブリックイメージ通りの元気な優等生キャラが多かったため、そのイメージを脱却する機会を逸していたように思います」(芸能ライター)

■転機となった結婚・出産

 そんな土屋の転機となったのが、17年公開の映画「兄に愛されすぎて困ってます」で共演したGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太(30)との結婚と第1子出産だろう。23年元日に結婚を発表した土屋と片寄は、今年6月イタリア・ミラノで行われた「ジョルジオ・アルマーニ」25年春夏メンズコレクションショーに夫婦揃って出席。結婚後初のツーショットだけでなく、第1子とのスリーショットを見せたことも大きな話題となった。

「デビュー当時から築き上げてきたイメージから、年齢やライフステージに応じたイメージと役柄にシフトチェンジしていくことは至難の業ですが、土屋さんが第1子を見つめる母の顔をメディアで見せたことで、今までのぶりっこイメージから、地に足が着いた大人の女性という見せ方のきっかけを掴んだ印象です。今作では自由奔放に振る舞う裏にある百合子が抱える心の闇が見え隠れするさまを緻密に演じ、しっかり視聴者の心を掴んでいました。こちらをきっかけに悪女や癖のある役など、今までの土屋さんのパブリックイメージを覆す役を期待する視聴者の声も上がっています」(同)

 妻となり母となったことで至った土屋の俳優としての新境地。これからますます目が離せない。

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