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2位「ライオンの隠れ家」、1位「わたしの宝物」を抜く勢い! 坂東龍汰が名作映画ファンの“批判”も封じた

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 9時26分

2位「ライオンの隠れ家」、1位「わたしの宝物」を抜く勢い! 坂東龍汰が名作映画ファンの“批判”も封じた

役のために学んできた(C)日刊ゲンダイ

「今年の秋ドラマは、最近では珍しく視聴率を上げてくるドラマが複数あったり、2ケタ維持のドラマも複数あったりと、なかなか豊作ですね」(テレビ誌ライター)

 そのひとつが、もともと秋ドラマの“ダークホース”だった柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」。柳楽が演じる市役所勤めの洸人と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰=写真)が、「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空)と出会い、“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスだ。

「ドラマの内容が発表された当初は、名作映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じた自閉症のレイモンドを思い出す人が多かった。まだドラマが始まってもいないのに《『レインマン』のダスティン・ホフマンはどうせ超えられない》という内容の書き込みもあったほど。ところがスタート後は多くの視聴者が坂東さんの演技に驚かされる結果となっています」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 ネット上では《みっくん(美路人)役の坂東くん、役のために自閉症について学んできたという演技》《手の動かし方や目の動きなど、凄い》などと、坂東の演技は視聴者が注目するところとなり、今となってはダスティン・ホフマンと比べる声もない。

 それと共に視聴率も上り調子に。ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「坂東さんと佐藤大空くん。どちらも素晴らしい演技力ですよね。また、2人の演技を受け止める主演の柳楽さんの役者としての懐の深さにも、改めて感激しました。第5話で遊園地の乗り物に乗るみっくんとライオンを見て、《何なんだよ、疲れるなあ》と洸人がつぶやく。まだ少し戸惑いながらも、2人を家族として大切に思い、愛している心情が短いセリフで見事に表れた名シーンでした」と話す。

 柳楽はご存じの通り、撮影当時は12歳という2004年公開の映画「誰も知らない」で鮮烈デビュー。現在34歳ながら芸歴は長く、主演作も多い。エキセントリックな役から、ごく普通の青年まで幅広い役柄を演じてきている。

「2020年公開の劇場版『今日から俺は‼』の卑劣な番長役も印象的でしたね。ナイフを使う前に謎のひと屈伸する動きは柳楽さん自身が考えた動きのようですが、恐ろしいのにチャーミングというまさにワケがわからない男をイキイキと演じていました。あの番長と、優しい洸人が同一人物とはホントに思えない。次はどんな役を演じるのか、毎回楽しみな俳優さんです」(前出の山下真夏氏)

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