1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【ドラフト家庭の事情】楽天1位・宗山塁 父子の二人三脚《一日も欠かさず》9年間…「私がしんどくても、容赦してくれなかった」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 9時26分

「それがどう野球につながるのか分からないけど、やって損はないかなと。食事以外は基本、全部右。右でちゃんと箸が持てるようになったので、親のしつけは終わりかなと思って左に替えさせました。マスターするのに3カ月かかりました」

 母の香代さん(54)や長女で姉の楓さん(24)はスポーツに縁がなく、週末は男女に分かれての行動が多かった。

 自宅は2世帯住宅。ともに父方の祖父・正規さん(76)、祖母・順子さん(74)と暮らす。食事の担当は祖母だ。

「私が結婚したときからずっと作ってもらっています。だから(塁にとっては)『おふくろの味』ではなく、『おばあちゃんの味』ですね。高校までは何でもかんでも食べていたのに、大学に入ったら『揚げ物はダメ、砂糖もダメ』と言うように。ケガをせず、一日でも長く野球を続けるために意識しているのでしょう」

 練習も食事管理も、毎日の積み重ねが大切。

「積み重ねることでいつか花開くときが来る。私も、その意識は常に持っています。親として特別なことは何もしていませんが、単純なことを継続してできるかどうか。これが一番簡単そうで難しい。習慣化さえすれば、あとはほっといても自分で考えるようになる。あとは、いちいち口出しをしないことは意識しました。我慢するのは難しいですけどね。子供が失敗しそうなとき、ついつい声をかけたくなりますが、あえて失敗させました。失敗も勉強です。宿題で分からんところがあっても『分からんまま持って行きなさい』と。授業で聞いてなかったら自分の責任。勉強を教えるのは親の仕事じゃないよと」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください