松本人志に「記者会見しろ」の大合唱! 識者「説明責任ある」とバッサリ、芸能リポーターも苦言
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 11時3分
松本人志(C)日刊ゲンダイ
女性への性加害疑惑を報じた週刊文春を訴え、5億5000万円の損害賠償を請求したお笑いタレントの松本人志(61)が訴えを取り下げて以降、松本の芸能界復帰をめぐって、さまざまな臆測が飛び交っている。所属する吉本興業は「関係各所と相談の上」とした上で復帰させることを示唆し、民放テレビ各局もこれから協議に入っていくとスポーツ紙などは伝えた。
コンプライアンス重視とされるなか、松本の番組起用には「スポンサーが嫌がるだろう」と民放関係者の多くは口にしているという。某広告プロデューサーはこう言う。
「訴えを取り下げたのは松本がまたテレビに出たいからでしょうから、復帰ありきで準備が進められているとみてまず間違いない。スポンサー側には、性加害の被害者が存在しないということを前提に交渉しているのではないでしょうか。『強制的に行為に及んだとする物的証拠がないと確認された』とのコメントを出したのはそのためで、水面下で被害女性たちとの示談を成立させたのであれば、今後はもう『C子激白』といった報道も文春からはなくなる。そういう記事がまたでると、番組をスポンサードする企業は性加害者を支え応援していることになりかねませんから」
一部では年明けに地上波復帰を果たし、来年4月開幕の「大阪・関西万博」でのアンバサダーを予定通り務めるのが既定路線ともいわれているが、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「コンプライアンスや人権が問題視される今、年内もしくは年明けの復帰は厳しいでしょう。復帰したとしても“松本さんだけ特別扱いなのか”と反感を買うことになりかねないですから、テレビ局も起用は慎重にならざるを得ない。10日放送の『ワイドナショー』が一言も触れなかったのもフジテレビの慎重な対応の表れといえます。配信系もコンプライアンスは軽視できませんから、復帰は容易とはいえない。自社の劇場から再スタートが現実的では。今回は“玉虫色の決着”だけに、テレビ局内でも解釈が分かれるところ。それだけに“局としての意向”を早めに示すべきだし、視聴者に説明する義務がある。各局にはジャニーズ騒動の際に多用された“見守る”という言葉で逃げることは決して、して欲しくないと思います。水道橋博士がビートたけしさんはこういう際に会見をされていた、と語っていましたが、松本さん本人も会見をして説明する責任がある。一連の解釈が出揃ったところで、大阪万博がどう決断するのか、公の機関の資質が問われることになるのでは」
芸能リポーターの平野早苗さんはこうだ。
「このまま記者会見も開かないまま、シレっと松本さんが本当に復帰するとすれば、イメージが悪すぎて、お笑いをやっても笑えないし、テレビで何をどうコメントしても、裏で何をやってるのやらと思ってしまいます。ますます日本の芸能界はおかしいですよ」
同じくリポーターの小柳美江さんも「『物的証拠』というのは何を指しているのか、その意味すらよく分かりません。疑惑払拭どころか、さらに深まった印象です」。
松本には自分の口で説明する義務がある。
◇ ◇ ◇
どうにも玉虫色感が否めない決着となった松本人志の訴訟取り下げだが、その真意は別のところにあるのかもしれない。●関連記事【もっと読む】松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?…では、その可能性について伝えている。
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