ゴールデン・グラブ賞でまたも「不可解な1票」…《賞の価値を貶める》と大炎上
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 18時41分
坂本は妥当でも…(C)日刊ゲンダイ
<この『一票』は阪神ファンとしてもイヤやな>
12日に発表された三井ゴールデン・グラブ賞は、昨年ゼロだった巨人からセ最多の4人が選出された。
菅野智之(投手)、岡本和真(一塁手)、吉川尚輝(二塁)に加え、坂本勇人が三塁手部門で初受賞するなど、おおむね妥当な結果になった中、阪神の前川右京に1票が投じられたことで、SNS上では《賞の価値を貶めることはやめてほしい》《選考方法に問題がある》《記者は実名を公開すべき》などと、批判の声で溢れた。
前川は93試合で1失策、守備率.993という数字はともかく、とにかくスローイングが弱点。実際、秋季キャンプでは、スローイングの矯正に取り組んでいる。
「ハッスルプレーで好守を見せることはありますが、走者二塁で前川に打球が飛んだら、三塁コーチはアウト覚悟で回していますから」(ライバル球団の首脳陣)
ゴールデングラブ賞はNPB表彰のタイトルではないが、選手にとっては大きなステータス。投票は新聞、テレビなどでプロ野球担当として5年以上のキャリアがある記者が行っている。いわゆる「プロ」が選ぶことになる。
2012年には、その年限りで引退し、まともにスローイングができなかった44歳の阪神・金本知憲に「1票」が投じられ、波紋を広げた。毎年のように、「不可解な1票」が投じられているのが実情だ。恒例の笑い話では済まないだろう。
◇ ◇ ◇
《○○賞》といえば、つい先日発表された球界最高栄誉「正力賞」にも批判が殺到している。DeNAの三浦監督が選考委員会の満場一致で選出されたのだが、なぜファンがブチギレているのか。いったい何が起きているのか。その「不可思議な実態」とは。
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