趣里はフジ月9「モンスター」で“2人の父親”に挑む 「ここからが本番」とばかり第5話からギア上がった!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分
どんどん可愛くなっている(C)日刊ゲンダイ
フジテレビが月9、月10とドラマを2段積みしている月曜日。カンテレ制作の月10は、趣里(34=写真)が主演している「モンスター」だ。
「昨年10月期のNHK朝ドラ『ブギウギ』でヒロインのスズ子を好演した趣里さんのGP初主演作ということで、放送前から注目はされていました。でも、今期のフジドラマは月9も“男女バディーの事件もの”なので、食い合ってしまうのではと不安視する声も少なくなかったのは確か」(テレビ誌ライター)
「モンスター」の脚本を手がけるのは、カンテレ制作で草彅剛(50)主演の「僕の生きる道」(2003年)など“僕シリーズ”を担当してきた橋部敦子氏。趣里が演じる得体の知れない“モンスター”弁護士・神波亮子が《まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう異色のリーガル・エンターテインメント》(公式HPより)だ。
10月14日の初回放送後は《「ブギウギ」のスズ子とも、「ブラックペアン」の猫ちゃんとも違う独特なオーラを放つ趣里さんがいい》《ラスト1~2分の衝撃展開にザワザワした》、また21日の第2話放送後は《ストーリー展開がよくできていて、またまたラストに驚きの展開。次も楽しみ》《趣里さんがどんどん可愛くなっている》など、SNS上も活発に。
「特殊な才能を持った個性的な主人公と、それに翻弄される直線的な人というバディー設定は、ほとんどの事件ものや、お仕事ものにあるパターン。そして天才的で型破りな法曹界のヒロインと言えば『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ)や『JKと六法全書』(テレビ朝日)も記憶に新しい中で、ありきたりな設定だという人もいるかもしれません。でも、ある意味“定番的”だからこそ脚本の技量と演者さんの魅力が問われるわけです。その点、序盤はクリアしている上、11日放送の第5話で“ここからが本番”とばかりにギアを上げてきた感じですね」
そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。さらに「タイトルがシンプルなのもいい」とこう続ける。
「前半を見る限り、趣里さん演じる亮子はクセの強い弁護士だけど“モンスター”というほどでもありません。むしろ人の欲望を“モンスター”としているように見えました。そしてヒントになりそうなカットもあって、7~8割ぐらいの人が《こうなるだろうな》と当てられそうな流れ。それでもSNSなどで《新鮮》と評価されるのは、緩急のバランスがいいからなんでしょう。象徴的なのが、初回と第2話ラスト1~2分の仕掛け。衝撃というほどでもないんですけど、誰かに語りたくなるように工夫しているんですね。そして第5話から古田新太さん演じる父との対決へ。来週以降、ますます目が離せなくなりそうです」
■「中川翼のほうが趣里さんの相棒っぽいという声も多い」
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