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ホンダがEVで本気になった!新型N-VAN e:はサクラとほぼ同額で電池容量1.5倍がスゴい(小沢コージ)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月13日 9時26分

 しかもN-VAN e:はガソリン版と室内の広さがほぼ変わらない。ホイールベース長ではクラス1のN-BOXの骨格を使い、1.9m台の車高にしてるからとにかく広い。さらに助手席ピラーレス構造が凄く、乗り降りは超楽チンで、子供が立って着替えられるだけでなく、楽勝で寝転がれる。

 面白いのはボディタイプだ。一般的に買い安いのは4人乗りで軽ターボレベルの64psモーター搭載の前述L4と、内外装を少し乗用車チックにしたFUNの2種類。

 だが業務用のリースでGとL2があり、これがなんと1人乗りに縦2人乗り仕様なのだ。相当割り切っていて助手席側はシートがない分床が低くなるだけでなく、助手席側エアバッグも要らないので長さも稼げる。本当にザ・シンプルな軽EV。

 もちろん、今回グリルに再生リサイクル樹脂を使ったり内装をさらに素っ気なくしていて、乗用車的にファミリーで使うには厳しめかもしれない。

 だが硬すぎて不評だった運転&助手席シートを一新して質を上げたり、インパネもシンプルながらに再設計。割り切って「車中泊軽EV」や「キャンピングカー」、バイクを積んだりする「遊び用運搬EV」には最適かもしれない。

 なにより価格、走行距離的に買って十分に元が取れる“ホンダ流の本気EV”と見た。

 趣味人たちよ、ぜひマジメにチェックして欲しい!

(小沢コージ/自動車ジャーナリスト)

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