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大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月15日 9時26分

大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

大山悠輔(C)日刊ゲンダイ

「8年間やってきて、今、自分が他球団の方からどういうふうに思ってもらえているのか、評価されているのか、一度聞いてみたいと思っていた。それを聞ける一つのタイミングとも思う。一番の決断の理由かなと思います」

 国内FA権を行使する阪神の大山悠輔(29)が会見で決意をにじませた。

 2016年ドラフト1位で入団した大砲は、阪神から宣言残留が認められているが、他球団への移籍も視野に入れている。

 中でも本命視されているのが巨人だ。日刊ゲンダイが9月に「巨人・阪神場外乱闘」と報じた通り、巨人はかねて大山の動向を注視。同じ右打ちの大砲で、一塁、三塁を守る岡本和真が近い将来、ポスティングによるメジャー挑戦を視野に入れている。大山がFA権を行使した際は、いの一番に獲得に乗り出すとみられていた。

 某球団のフロント関係者がこう言う。

「大山は年俸2億8000万円の『Aランク』とみられる。簡単には手を出せませんが、広くて本塁打が出づらい甲子園球場を本拠地としながら、18年から7年連続2ケタ本塁打をマークした長打力と、勝負強さを兼ね備えている。一塁守備も堅実です。加えて、茨城県出身ということもあり、巨人以外の在京球団もマークしていました」

■大山が慕うキーマンの存在

 この関係者によれば、意外な球団が獲得に関心を持っているという。

「広島ですよ。今季、夏場まで優勝を争いながら貧打に苦しみ続け、9月に急失速して4位に終わった。このオフは野手が補強ポイントで、中でも長打が打てる一塁手は喉から手が出るほど欲しい。新井監督は今季、一塁は捕手の坂倉、堂林らを日替わりで起用しましたが、大山が加入すれば、坂倉を捕手に固定できる。広島はこれまでFAで選手を獲得したことはありませんが、かつては内川聖一を本気で取りに行ったことがあり、22年途中にはメジャー帰りの秋山翔吾を、ソフトバンクなどとの争奪戦を制して獲得した。キーマンと目されているのが、18年から22年まで阪神で打撃コーチを務めた新井監督の弟・良太コーチです。大山は同コーチと二人三脚で打撃をつくってきたこともあり、よく慕っています」(同)

 宣言残留を認めた阪神も、破格の大型契約を提示するなど引き留めに必死だが、コーチ経験のある球団OBは、「雲行きは怪しい」とこう続ける。

ドラフト事件、メディアの洗礼

「大山は米国に拠点を置く大物代理人と契約したと聞きました。FA宣言をして、手を挙げたすべての球団と交渉する上で、4年総額16億円以上に発展するとみられる条件面も重視される。その意味では、資金力がある阪神と巨人が有利でしょう。ただ、阪神は下交渉の段階で難航していたうえに、大山本人が阪神入りしてから苦労に苦労を重ねてきた経緯もあり、移籍を決断しても不思議ではありません」

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