佐々木朗希に“本命”ドジャースが沈黙貫く不気味 すでに《契約済み》のウワサもあるが…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月16日 9時26分
佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ
ポスティングシステムによるメジャー挑戦が決まった佐々木朗希(23=ロッテ)の移籍先に関して、「ドジャース以外の球団が有力」との見方が出てきた。
かつてレッズとナショナルズのGMを務めたジム・ボーデン氏が、14日付「ジ・アスレチック」(電子版)の記事でコメントしたもの。「マイナー契約になるササキと、その代理人のワッサーマンにとって、スポンサー契約は大切だ。ドジャースは決して理想的な入団先ではない」という。
ドジャースにはすでに大谷翔平(30)がおり、入団しても影が薄くなる。現に山本由伸(26)は大谷の影響をモロにかぶり、今季のスポンサー契約はメッツの千賀滉大(31)より少なかったというのだ。
この見方が的を射てるかはともかく、ヤンキースはブーン監督が「我々は彼(佐々木)が特別な才能の持ち主だと知っている。彼の移籍候補に入ることを望んでいる」と秋波を送れば、カブスもホイヤー編成本部長が佐々木争奪戦への参戦を示唆している。前出のボーデン氏によれば「(ドジャースを除く)他球団も獲得のチャンスがあると考えている」そうだ。
他球団が続々と獲得に名乗りを上げ、「ドジャース以外が有力」との声まで出てきた中、沈黙を守っているのが「本命」のドジャースだ。ロッテがポスティングを容認する以前に、フリードマン編成本部長が来日、佐々木を絶賛したことが、「ラブコールと同じ。タンパリング(事前交渉)ではないのか」という一部球団の抗議につながっただけではない。佐々木に対しては昨年からタンパリング疑惑があり、「佐々木はすでにドジャースと契約している」とのウワサまである。
それだけに静かにせざるを得ないのかもしれないが、水面下では来季の6人ローテーション制を画策、右肘と左肩の手術明けの大谷とともに体に不安を抱える佐々木を迎え入れる準備を着々と整えているともいわれる。
本命視される球団が頑なに沈黙を貫いていることが、逆に不気味という気もするのだが。
◇ ◇ ◇
意外なことに、佐々木は「生意気」と言えるほどの鋼のようなメンタルの持ち主だ。ウエートトレーニング中に同僚から「そんな軽いのを上げているんだ…」と声をかけられた際の「驚愕の返答」とはいったいどのようなものだったのか。
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