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大の里「苦手力士量産」で横綱昇進危うし…らしくない受け身相撲は先場所のトラウマが原因か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月16日 9時26分

大の里「苦手力士量産」で横綱昇進危うし…らしくない受け身相撲は先場所のトラウマが原因か

大の里(C)日刊ゲンダイ

 賜杯が遠のいた。

 新大関の大の里(24)が15日の若隆景戦で今場所2敗目。全勝の豊昇龍らに、早くも星の差2つをつけられた。

 この日はまったく踏み込めず、立ち合いから防戦一方。不用意な引きで若隆景を呼び込んでしまい、あえなく押し出された。

 先場所の同取組では勢いよく踏み込んで攻めるも、粘り腰に定評のある若隆景に前進を止められ、もろ差しを許し、寄り切られた。今回、受け身になったのはそのトラウマがあったからだろう。

 過去、新大関で優勝したのはわずか4人。苦戦するケースが圧倒的に多い。大関として様々な行事に出席しなければならず、周囲も「大関、大関」ともてはやす。土俵に集中できず、心身ともに疲弊するのが原因と言われている。

「しかも、です。4日目の阿炎にも、先場所から2連敗。若隆景にはこれで2戦2敗です。攻めても負け、守っても負けなのだから、苦手意識を植え付けられたのは間違いない。最速で来年1月の初場所後の横綱昇進が期待されているが、苦手力士を2人も作ってしまうと、今後も昇進条件の『2場所連続優勝か、それに準ずる成績』はいよいよ難しくなる」(角界OB)

 道険し、だ。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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