阪神は大山争奪戦でどこまで札束積むか…巨人は最長6年「終身契約」提示で破格のマネーゲーム突入へ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月18日 11時32分
大山悠輔(C)日刊ゲンダイ
阪神からFA宣言した大山悠輔(29)の争奪戦がマネーゲームに発展しつつある。
一部スポーツ紙によれば、獲得に乗り出している巨人が最長6年の長期契約を準備しているという。来月30歳を迎える大山は36歳シーズンまで保障されるため、事実上の「終身契約」である。
大山の今季年俸は2億8000万円。阪神はすでに4年16億円とも、5年20億円ともいわれる条件を提示しているとみられている。
5年20億円といえば、生え抜きの不動のショートとして2000安打を達成した鳥谷敬に匹敵する好条件だが、粟井球団社長は「行けるところまで行きます」と、上積みも辞さない構えだ。
「巨人にだけは負けるわけにはいきませんから」と、在阪の放送関係者がこう続ける。
「阪神にとっては、永遠のライバルですからね。両球団間のFA移籍となれば史上初。これで巨人に強奪されようものなら、フロントとしても球団史に汚点を残すことになる。まして阪神は近年、12球団トップの観客動員を誇るなど、巨人以上の好条件を提示できるだけの資金力はあります」
仮に巨人の条件が年俸5億円の6年契約なら総額で30億円。大山は米国の大物代理人を付けているといわれており、条件面は重要な判断材料になるだろう。阪神が争奪戦を制するためには、相応の上積みが必要となる。
「阪神はかつて、FAやメジャー帰りの大物選手に、5億円を優に超える年俸を払ったこともある。来オフには、大山と並ぶチームの顔である近本が国内FA権を取得する予定。大山との交渉は、近本に対するアピールにもつながるだけに、ケチっている場合ではありません」(前出の関係者)
阪神に残留しても、巨人に移籍しても、大山が破格の契約を手にすることは間違いない。
◇ ◇ ◇
そんな大山はかつて、阪神からドラフト1位指名を受けた直後にメディアとひと悶着があったという。本人や家族を困り果てさせ、一時は全てのメディア取材を凍結するに至った「大事件」とはいったい何か。当時、何が起きたのか。
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