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自民裏金議員12人が“ドサクサ復権”の仰天! 党役職抜擢の全員が政倫審での弁明は拒否した面々

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月20日 9時26分

自民裏金議員12人が“ドサクサ復権”の仰天! 党役職抜擢の全員が政倫審での弁明は拒否した面々

旧安倍派の裏金議員を12人も起用。いずれも政倫審出席を拒否、弁明もしていない(C)日刊ゲンダイ

 これほど「適材適所」という熟語を自在に操る組織はない。自民党は先週15日の総務会で役職人事を決定。国民民主党の玉木代表の不倫スキャンダルが炸裂するなどのドサクサに紛れ、旧安倍派の裏金議員を12人も起用したからア然だ。

 裏金12人は立件されていないものの、5月に衆参両院の政治倫理審査会が議決した出席要求をいずれも拒み、弁明していない。にもかかわらず、鈴木総務会長は起用理由について「例えば政策を勉強していかないといけない方もいる。適材適所で決められた」と強弁したが、「勉強」より「弁明」が先だろう。それが世間の感覚だ。

 問題の12人の詳細は〈別表〉の通り。あらゆる疑惑に名前が挙がる森喜朗元首相の子飼いの佐々木紀衆院議員を情報調査局長に抜擢。選対副委員長も兼務する。前三重県知事の鈴木英敬衆院議員は3ポストを兼ねる“三面六臂”、「エッフェル姉さん」こと松川るい参院議員は国防部会長代理に就いた。1482万円も裏金をつくり、4月の処分で「役職停止6カ月」を食らった宮本周司参院議員まで財務金融部会長に登用だ。裏金議員にカネ回りに近いポストを与えるセンスもすごい。

■表の仕事は任せずとも、裏で重用すればなし崩し

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「総選挙の大惨敗で自民党が人員不足なのは確かですが、裏金問題の実態解明はなされていないし、国民は全く納得していない。裏金批判を気にする石破首相は第1次、第2次政権とも閣僚など政務三役に裏金議員の起用を見送り。党としても衆参両院の委員長に裏金議員を就けませんでしたが、表の仕事は任せなくても、裏で重用すればなし崩し。衆院選の結果に震え上がった旧参院安倍派から『政倫審の弁明に応じたい』との声が上がっているのですから、まずは政倫審に出席する段取りをつけるのが筋でしょう」

 国対副委員長に登用された田畑裕明衆院議員をめぐっては18日、不適切な党員登録が約100人分あったことが判明。早々にクビ第1号が出そうな流れである。

  ◇  ◇  ◇

 APEC首脳会議での石破茂首相は各国首相らが立ち上がって積極的に他国の要人とコミュニケーションを図る中、一人で自席に座り、懸命にスマホを操作している姿が…。●関連記事『【もっと読む】石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首相と挨拶…《相手の首脳もカチンとくるで》とSNS』で詳報している。

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