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ソフトバンクFA石川柊太獲得に自信?あるいは… 阿部巨人「投手軒並み育成変更」のウラ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月20日 11時32分

ソフトバンクFA石川柊太獲得に自信?あるいは… 阿部巨人「投手軒並み育成変更」のウラ

ソフトバンクの石川柊太取りに手応えあり?(C)日刊ゲンダイ

 巨人の有望株が続々と育成契約となっている。

 自由契約となっていた菊地大稀(25)が昨19日、都内の球団事務所で育成再契約を結んだ。

 昨季は50試合に登板して4勝と原前監督に重宝されたが、今季は登板なし。年俸は600万円減となる2400万円でサインした。

 自己最速の目標を現在の154キロから160キロに設定。「スピードを上げられれば、三振率ももっと上がるし、首脳陣の信頼も勝ち取れると思うのでこだわりたい」と言った。

 同じく巨人から自由契約となっていた松井颯(24)もこの日、育成再契約を結んだ。

 明星大から育成1位で入団した昨季は、5月に支配下登録されると、一軍初先発でプロ初勝利を挙げた。しかし、期待された今季は開幕一軍入りを果たしたものの、わずか2試合の登板に終わり、防御率13.50と結果を残せなかった。年俸は現状維持の660万円でサイン。育成に逆戻りとなった来季へ向けて「(今季は)思うような成績が残せなかった。来年はまた一軍の舞台で結果を残せるようにやっていきたい」と前を向いた。

 さる球界関係者がこう言う。

「2人とも原前監督時代の昨年は『育成の星』として期待された若手有望株。今季は阿部監督に代わって状況が一変したとはいえ、菊地は二軍で36試合に登板して6勝2敗1セーブ、防御率1.00と好投を続けていた。それなのに、一軍からお呼びがかからなかったのはともかく、育成に降格となるのは不可解です」

 今季15勝3敗の菅野が来季のメジャー挑戦を表明しているため、今オフは投手が最重要補強ポイントのはず。それなのに、有望株の投手を次々と育成に降格させるのはなぜか。

「まずは現在FAで争奪戦中のソフトバンク石川柊太(32)との交渉に手応えを感じているから。さらに、阪神・大山悠輔(29)、ソフトバンク甲斐拓也といったA、Bランクの選手をFAで獲得すると、人的補償として巨人の若手が指名される可能性がある。指名できるのは『28人のプロテクトリストに掲載されていない日本人の支配下選手』というルールがありますから。他球団の中には『人的潰し』と批判する声もありますが……」(同)

 有望株の育成契約多発には裏がありそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 仮にFA3人衆を獲得できた場合、「痛すぎる人的代償」が待っている。そうなればプロテクト枠を外れそうなのは誰か。小林誠司、秋広優人の扱いはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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