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斎藤元彦知事「百条委」の欠席理由「全国知事会」はそんなに重要? 自身の過去出席率は4割弱

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月21日 9時26分

斎藤元彦知事「百条委」の欠席理由「全国知事会」はそんなに重要? 自身の過去出席率は4割弱

真相解明は続く(C)日刊ゲンダイ

《今回の県知事選の争点から言っても、今回は百条委員会出席が優先だと思う》

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏(67)が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。

 17日に投開票された兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)が、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が予定する25日の証人尋問に欠席する意向を示したことについて言及した。

 斎藤氏のパワハラ疑惑などについて調査を進めてきた百条委はいまだに真相解明が進んでいないとして、引き続き審議を進める方針。これに対し、斎藤氏は審議には応じる姿勢を見せつつも、25日は政府主催の全国知事会が東京都内で開催されるとして、「出席が難しい」との認識を示しているという。

 東国原氏は知事会の議題について、国民民主党が求めている《103万円の壁》と予想。すでに税収減につながるとして反対している知事が少なくないことから、《知事会の結論は見えている》などと持論を展開した。

 斎藤氏の欠席判断を受け、百条委が証人尋問の日程を変更すればいいわけだが、それにしても斎藤氏にとって全国知事会はそれほど重要な公務なのだろうか。

■自身の疑惑を晴らすためにも百条委を優先した方がいいのでは……

 総務官僚出身で元大阪府財政課長だった斎藤氏が兵庫県知事選に初めて出馬して勝利し、知事に就任したのは2021年8月1日だった。

 全国知事会のホームページを見ると、全国知事会への斎藤氏の出欠状況が確認できるが、それによると、同年8月30日に東京・都道府県会館で開かれた会議は東京事務所長が出席。そして、22年11月7日は副知事、23年8月24日は東京事務所長、同年11月13日も東京事務所長が出席している(いずれも同会館)。

 斎藤氏は21年年11月26日(都道府県会館)と、22年7月28~29日(奈良県奈良市)、23年7月25~26日(山梨県北杜市)に行われた会議に出席したものの、24年8月1~2日(福井県福井市)は欠席している。

 福井市の会合は自身のパワハラ告発文書問題もあり、出席どころではなかったとはいえ、全国知事会の出席率は4割にも満たないわけだ。

 自身の疑惑を早く晴らすためにも、東国原氏が指摘する通り、百条委を優先した方がいいのでは……。

  ◇  ◇  ◇

 出直し選で勝利したとはいえ、難しい県政のかじ取りとなる斎藤知事。●関連記事【もっと読む】で『別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし』【さらに読む】で『斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々』を取り上げている。

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