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【ドラフト選手の“家庭の事情”】阪神4位・町田隼乙 ハイハイ卒業直後から「坂道歩行」で培った強靭な下半身

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月21日 11時33分

 光明相模原高3年時にプロ志望届を提出し4球団から調査書が届くも、指名漏れを経験。声がかかっていた強豪大学の誘いを蹴って、独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズを選んだ根底にはプロへの強い思いがあった。

「今の時代、将来を考えれば進学した方が無難ですが……。『とにかく野球だけに集中できる環境で、最短コースで夢を追いたい』と。ほとんど迷うことなく12月ごろには入団手続きを済ませ、翌1月からは球団寮へ移り住みました」(秀子さん)

 新天地ではルーキーイヤーから正捕手として台頭。オフは生活資金を稼ぐためのアルバイトにもいそしみながら、大学に進むよりも1年早く夢の扉をこじ開けた。

 目標は「阪神のクリーンアップ&正捕手」。物心つく前から鍛え抜いた下半身で球界にどっしり根を張っていく。

▽町田隼乙(まちだ・はやと)2003年4月3日、神奈川県秦野市生まれ。大根小3年から秦野ドリームスで野球を始め、大根中時代は平塚ボーイズに所属。光明相模原高では3年時にプロ志望届を出すも、指名漏れ。埼玉ヒートベアーズでは1年目から正捕手の座をつかんだ。実家で飼う4匹の猫からは「とても好かれている」とのこと。右投げ右打ち。身長186センチ、体重88キロ。

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