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火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月22日 9時26分

火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

火野正平さん(C)日刊ゲンダイ

 14日、俳優の火野正平さん(享年75)が亡くなった。夏に腰椎を圧迫骨折して以降、体調が悪化。14年間、1200日以上に“旅人”として出演していたNHKBSの旅番組「にっぽん縦断 こころ旅」など、期待された仕事復帰が叶うことがなかった。昨今は自転車「チャリオ」で全国各地を回り、人とのふれあいが人気を集めた「こころ旅」での印象が強いが、古くは“昭和のプレーボーイ”として世間を賑わせた。

 かつてさまざまな女性と浮名を流したダンスボーカルグループ「DA PUMP」のISSA(45)が“平成の火野正平”と言われたように、火野さんと言えばモテ男の代名詞だった。

 1960年のフジテレビ系ドラマ「少年探偵団」で本名の二瓶康一として子役デビューした火野さんはその後、「木枯し紋次郎」(フジ系)や日本テレビ系のドラマ「飛び出せ!青春」「太陽にほえろ!」などに出演。1973年のNHK大河ドラマ「国盗り物語」から火野正平として本格始動した。

「火野正平になってから時代劇やサスペンスドラマなどで引っ張りだこに。テレビ朝日系『土曜ワイド劇場』などで活躍し、俳優として地位が不動のものに。一方で共演女優を口説きまくり、二枚目でもないのによくモテた。そのため、たびたび女性スキャンダルに発展しました」(番組制作会社幹部)

 火野さんは1970年に一般女性と結婚。翌年、新婚早々、女優の新藤恵美(75)と交際が発覚。5年後の1977年に女優の紀比呂子(74)、アイドルのホーン・ユキ(73)、歌手で女優のりりィさん(16年没)、78年には女優の望月真理子さん(00年没)、81年には歌手で女優の仁支川峰子(66)と、数多くの熱愛が報じられた。

「82年には同棲していた一般女性との間に2人の娘をもうけましたが、事実婚でした。平成に入ってからも女性の噂は絶えませんでした。これだけ女性との関係が明るみになれば、相手から恨まれても不思議ではない。特に、火野との不倫で女優生命を失った小鹿みきには恨まれても当然だと思われたんです」(元女性週刊誌記者)

■松本人志との明らかな差

 70年代のバラドルの草分けとしてブレークした小鹿みき(75)はTBS系のホームドラマ「肝っ玉かあさん」や「ありがとう」に出演していたが、「国盗り物語」で共演した火野さんに口説かれて、同棲。だが当時、火野さんは妻帯者だったことから不倫と騒がれた。

「小鹿との交際は修羅場に発展したようですが、小鹿は『私はただ、あの人と一諸にいるだけでよかった』と恨み言は言いませんでした。望月も『あの人が真理子という女と暮らして、よかったと思ってくれるだけでいいんです』とコメントしています。恨まれるどころか感謝されたことから、不思議がられました。女性に告発された松本人志とは大違いです」(前出・元女性週刊誌記者)

 火野さんから口説かれたことのある、現在70代のベテラン女優Iが以前、筆者に次のように話してくれたことがあった。

「何度かドラマで共演した火野君から口説かれたことはありました。彼は真顔で土下座して『一度でいいから、お願いします』と言うんです。私はその手には乗りませんでしたが、その姿を見ると母性本能をくすぐられるんですよ。モテる理由が分かったような気がしました」

 火野さんは晩年、旅人して視聴者の心をくすぐった。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 “平成の火野正平”ことISSAも、元カノとツーショットアップのおおらかさ。関連記事【もっと読む】“元カレ”ISSAとの2ショットをアップ…美容家・上原多香子「商魂たくましさ」への懸念…で報じている。

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