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レイカーズ八村塁vs日本バスケ協会の埋まらぬ深い溝…事務総長は苦しい釈明

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月22日 9時26分

レイカーズ八村塁vs日本バスケ協会の埋まらぬ深い溝…事務総長は苦しい釈明

2024年パリ五輪バスケットボール男子日本代表として取材に応じる八村塁=6月(C)共同通信社

「八村(塁)選手は日本バスケ界にとって非常に重要。発言は本当に重い」

 20日、日本バスケットボール協会の渡邉信治事務総長(59)は、こう言って厳しい表情を浮かべた。

 同事務局長は、NBAレイカーズの八村塁(26)が先日、男子日本代表について、「強化とか子供たちのためとか、そういう目的じゃなく、お金の目的があるような気がする」「日本代表にふさわしい男子のことを分かっているコーチになってほしかった」などと批判したことに言及。

「五輪前の代表戦からミスコミュニケーションがあり、負担をかけてしまった。代表に合流する前に(パリ五輪強化試合の)7月の韓国戦は出場できないと聞いていたが、欠場の発表が試合当日になった。八村選手を商業目的のために引っ張った意図はなかった」と釈明した一方で、「我々としては日本で試合をすることでバスケの価値を上げたい。活動の原資を獲得する必要もある」と主張。

 現行のホーバス体制に関しても、「選手個人の考えで決めることはない。我々としてはロス五輪に向けてはホーバス監督の下で進んでいく」と、続投を明言した。

 今後については「NBAの選手は関係修復の時間的猶予はある。コミュニケーションを取っていきたい。八村選手は(ホーバスの続投を)発表をもって知ったと思う。八村選手が見ている世界と僕らとは全然違う。考え方の違いは当然あると思う」と、積極的にコミュニケーションを図る意向を示した。

 そもそも八村が「お金の目的」と発言したのは、渡辺事務局長が触れた7月の韓国戦の際、八村サイドは五輪出場を決断した時点でその試合には出ないことが協会側に伝えられていたにもかかわらず、協会は当日まで八村の欠場を発表しなかったことが原因と言われている。

 その結果、八村はチケットを購入していたファンなどから、「出る出る詐欺だ」などと批判を浴びた。思わぬとばっちりを受けるハメになったのだから、怒るのは当然だ。

 しかも渡辺事務局長は今回、「活動の原資を獲得する必要もある」と、「お金の目的」であることの正統性を主張しつつ、直前まで欠場の発表を引き延ばしたことについては、「コンディションが良ければ出てくれるのではないかという希望的な見方もあり、発表が当日になった。彼に負担をかけてしまった」と、苦しい言い訳をするしかなかった。

 果たして、今回の説明で八村が納得するのか。八村は協会批判をブチ上げ後も、自身のSNSで、「協会や広告代理店、テレビ局が利益を追い求めすぎている」という趣旨の投稿や、ホーバス監督の指導に対する否定的な投稿を共有していた。

 ホーバス体制の継続を改めて強調した協会の姿勢も含め、八村と協会に横たわる溝は、簡単には埋まらなそうな雲行きだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな八村は以前からホーバスHCとの「不仲説」が囁かれていた。これまでの発言だけではなく、コート上でも露骨なまでにその空気を振りまいていたという。いったいどういうことか。何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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