1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

佐々木朗希はラスベガスでの「一攫千金」に現実味…《スモールマーケットを選ぶだろう》と米メディア

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月22日 9時26分

佐々木朗希はラスベガスでの「一攫千金」に現実味…《スモールマーケットを選ぶだろう》と米メディア

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

 ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希(23)を巡る争奪戦がヒートアップしてきた。

 日本時間20日、ニューヨークで開幕したオーナー会議では、本拠地トロピカーナ・フィールド(フロリダ州セントピーターズバーグ)がハリケーンにより甚大な被害を受けたレイズとともに、佐々木やヤンキースからFAのフアン・ソト外野手(26)に関する話題で持ちきりだった。

 そんな中、米スポーツ専門局ESPN(電子版)は19日、佐々木の特集記事を掲載。かねて移籍先として本命視されてきたドジャース入りに懐疑的な見方を示し、佐々木を日本で視察した球団のスカウトの話として「ササキはより小さな市場(都市)を好むはずだ。今季は故障に苦しんだこともあり、球威が低下したためだ」と報じた。

 将来性はあっても投手として未完成な佐々木はファンやメディアが手厳しいビッグマーケットを本拠地とするドジャース、ヤンキース、メッツといった金満球団よりも、まずはスモールマーケットのチームに入団して実力を磨いた方がいいというわけだ。

 23歳の佐々木はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」の縛りがあることを考慮すれば、スモールマーケットが好都合といえる。

 12月15日には各球団の2024年の「インターナショナル・サイニング・ボーナス・プール」(国際ボーナス・プール)がリセットされる。来年25年のプール金の最高額はレッズ(オハイオ州シンシナティ)、マーリンズ(フロリダ州マイアミ)、タイガース(ミシガン州デトロイト)など8球団の約11億7000万円。これらの球団であれば、最高額を手にするのは可能だ。

 中でも最も佐々木にフィットしそうな球団はアスレチックスという。今季を最後に、56年間にわたって本拠を構えてきたカリフォルニア州オークランドを離れ、来季から3年間は同州サクラメントに仮移転。28年にネバダ州ラスベガスへの移転が決まっている。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういう。

メジャー順応に猶予期間、積極補強の追い風

「アスレチックスは補強に多くの資金を投じずに、自前で選手を育成してチームを強化する。現状は20年を最後にポストシーズンから遠ざかっており、22年から2年連続で100敗以上を記録してア・リーグ西地区最下位。今季も69勝93敗と大きく負け越し、4位に終わった。チームは若手主体で再建期にあり、マイナーには有望株が少なくない。サクラメントでの3年間を選手の育成期と位置付ければ、佐々木に過度な期待、重圧はかからず、メジャーに順応する猶予も与えられるはずです。登板間隔を十分に空けたり、年間投球回数の制限などの配慮も受けられるでしょう。ロッテ時代はケガがちで、165キロのストレートを投げる佐々木は故障リスクが高い。その意味でもアスレチックスは好都合といえます」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください