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テレビ東京・田中瞳アナ 初のフォト&エッセイ発売に“胸の内”語る…ロケ後の涙の理由も

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月23日 9時26分

テレビ東京・田中瞳アナ 初のフォト&エッセイ発売に“胸の内”語る…ロケ後の涙の理由も

テレビ東京の田中瞳アナウンサー(C)日刊ゲンダイ

「モヤモヤさまぁ~ず2」「WBS」などを担当するテレビ東京の人気アナウンサー・田中瞳(28)がフォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)をリリース。「そもそもあまりカッコつけられないタイプなんです」と語る田中アナの“胸の内”を聞いた。

 ──初の自著が発売となりました。

「アナウンサーって普段、他の方が書いた原稿を読むことが圧倒的に多いので、書くことって意外と少ないんですよ。もともと小説やエッセーを読むことは好きでしたが、本格的に書いたのは初めてでした。お話をいただいた時は、不安もありましたが、とても新鮮な体験でしたね」

 ──タイトルに込めた思いは?

「『まにまに』は古文にも出てくる言葉ですが、“そのままに”という意味です。普段、自分について語る機会は多くないんですが、自分のことを偽りなく、ありのままに書いてみましたという意味で。せっかく、こういう機会をいただいたので、本当に自分の素直な気持ちをつづったという感じですね。タイトルの語感も気に入っています」

初めてのロケの後、帰りのバスで涙があふれてきました

 ──海辺での撮り下ろしもしていますね。

「撮影も新鮮でした。テレビ東京のアナウンサーは基本、メークは自分でするんですよ。普段、アナウンサーがしないようなメークをしていただいて“本当に私、大丈夫!?”と最初は思いましたが、出来上がった写真を見せていただいたらとてもすてきで。さすが、みなさんプロですよね。白いワンピースを着た、見たことがない自分がいました(笑)」

 ──普段は、さまぁ~ずのふたりと楽しげにロケをしている印象も強いですが、初めてのロケの後は泣いてしまったとか。

「初めてのロケは、ハワイだったんですが、まだ入社3カ月目でした。ロケでどうすればいいのかも、スタッフや出演者の方との距離感もわからない。さらに、それを誰に聞けばいいのかもわからない。それでもなんとかロケが終了し、帰りのバスの中で外の景色をぼんやり眺めていたら、自然に涙がブワーッと流れてきてしまったんです。その後は、週1回、たっぷり1日がかりでロケをするようになったので、今では生活の一部になっているんですけどね。たまに2本撮りで1週空いたりすると、おふたりには“久々だな”なんて言っていただいて、こちらも同じ気持ちでうれしくなります」

 ──バラエティー番組と同時に、報道番組も担当されています。

「よく“どうやってスイッチを切り替えるんですか”と聞かれるんですが、自分の中では切り替えるという感覚はあまりないんです。どちらにせよ、そのままの自分で仕事と向き合っているからですかね。淡々と伝えるアナウンサーでも当然、画面だけでは分からない、いろいろな感情を持っています。このエッセーは、『田中はこんなことを考えて生きているんだなぁ』と何となく感じ取っていただける内容になっているかと思いますが、受け取り方はみなさん次第ですから、感想を聞くのが楽しみでもあり、恐ろしくもありますね」

(取材・文=平川隆一/日刊ゲンダイ)

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