W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月23日 9時26分
19日の中国戦ではDF板倉(背番号4)がヘディングシュートを決めた(C)共同通信社
2026年北中米W杯のアジア地区最終予選は「2024年開催分」の6試合を消化した。
A組はイランが5勝1分け(勝ち点16=12得点5失点)、B組は韓国が4勝2分け(勝ち点14=12得点5失点)で首位をキープ。両組ともに上位と下位の二極化傾向にある中、ビックリなのは日本が入るC組だ。
絶好調の日本が5勝1分け・勝ち点16で首位を独走しているが、勝ち点16はA組イランと同じ。しかし初戦・中国戦の7-0と2戦目・バーレーン戦の5-0の圧勝劇もあって22得点.2失点とケタ外れの攻撃力と堅守ぶりが際立っている。C組2位以下の5カ国は「勝ち点1差」にひしめき合い、完全に「日本の一強」状態なのだ。
そもそも森保ジャパンは、今年1月12日にカタールで開幕したアジアカップ(2月10日閉幕)で脆さを露呈。グループリーグでイラクに逃げ切られ、ラウンド16こそバーレーンを3-1で退けたものの、続く準々決勝でイランに2-1で力負け。優勝候補と言われながらベスト8敗退に終わり、森保監督の進退問題が取り沙汰されたほどだった。
それからわずか8カ月後の9月5日に行われた中国戦以降、まるで別のチームのような強さを発揮している。
森保ジャパンの何がどう変わったのか?
アジア杯では左ウイングの英プレミア所属FW三笘薫(27)が腰痛で出遅れ、ようやくバーレーン戦で大会初出場を果たしたが、100%のパフォーマンスは発揮できなかった。準々決勝のイラン戦も後半22分からの出場でチームを勝利に導けなかった。
さらに下半身スキャンダル事件に巻き込まれた右ウイングのフランス所属FW伊東純也(31)がアジア杯の期間中にチームから離脱を強いられたことで攻撃力が一気に低下した。結局、伊東が代表に復帰したのが、W杯最終予選初戦・中国戦前の8月29日。森保ジャパンの攻撃をカギを握る<両翼>が、所属クラブでの好パフォーマンスを代表にそのまま持ち込み、これが森保ジャパンの攻撃力アップを支えている。
「W杯2次予選の最終盤の6月ラウンドの2試合(ミャンマーとシリア相手にいずれも5-0)から本格的に3バックシステムに移行したのも大きい」と元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏がさらにこう続ける。
「日本が攻め込んだ局面では三笘、伊東、ドイツで好調を維持しているFW堂安律(26)らウイング系の選手が、より前目の位置でプレーすることが可能となり、1トップと2シャドー(1.5列目)を含めた<攻撃系5選手による多彩なアタック>が何度も展開できるようになった。さらにフランスで伊東のチームメートとして左ウイングを主戦場とするFW中村敬斗(24)、スコットランドで俊足を飛ばしてゴールを決めているFW前田大然(27)、英2部で攻守に存在感を示しているMF田中碧(26)といった途中出場組たちが、所属クラブで主軸として目覚ましい活躍を見せている。欧州組の個々の選手のレベルアップも見逃せない」
主軸が思わぬ〝トラブル〟にさえ見舞われなければ、本大会でも期待できそうだ。
◇ ◇ ◇
そんな森保Jで、W杯本番に「背番号10」を付けるのは誰か。現時点で候補は3人。実力は拮抗していて、これから競争が激化していくとみられる。いま、チームで何が起きているのか。
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