FA大山悠輔は巨人に入る前から“三重苦”…オーナー自ら異例のラブコールで重圧ハンパなし
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月23日 9時26分
大山悠輔(C)日刊ゲンダイ
巨人の山口寿一オーナーが20日にFA補強を厳命したことに、今オフの本気度が表れている。
巨人は現在、国内FA権を行使した阪神・大山悠輔(29)、ソフトバンク・甲斐拓也(32)、石川柊太(32)の獲得に乗り出している。「補強は吉村編成本部長に任せていますので、私の立場で具体的なことは申しあげるべきではない」と言いながら「こちらがお声がけした選手に関しては、ぜひ来ていただきたい」と明言。オーナー自らのFA選手ヘのラブコールは異例である。
最近の巨人はFA戦線で苦戦続き。獲得に成功したのは、2020年オフの梶谷、井納が最後で、2年前には西武の森(オリックス)、昨オフはオリックスの山崎(日本ハム)を取り逃がしている。それだけに黙っていられなかったのだろう。
そんな球団をあげての熱意はプレッシャーにもなるが、主砲で一塁手の岡本和真(28)、三塁手の坂本勇人(35)のポジション問題も、大山には気になるところだろう。
「岡本は大山と同じ一塁手として今季ゴールデングラブ賞を受賞。坂本は三塁手部門で選ばれた。大山が加入すれば、岡本が一塁を明け渡し、三塁か左翼へ回される可能性が高い。大山が経験のある三塁へ回れば、今度は坂本が弾き出され、代打要員になることは必至。丸、助っ人、浅野らがひしめき合っている外野に岡本を追いやれば、今度は若手の出番を奪うことになる。つまり、大山はチームの顔である岡本や坂本を弾き飛ばしてまで、ラブコールを送られている。これも相当な重圧でしょう」(巨人OB)
オーナー、岡本、坂本が絡む三重苦。もっとも、それがプレッシャーになるくらいなら、巨人には来ない方がいいかもしれないが……。
◇ ◇ ◇
そんな大山はかつて、阪神からドラフト1位指名を受けた直後に報道陣とひと悶着あった。本人や家族を困り果てさせ、一時は「全メディア取材凍結」を招いた大騒動とはいったい何か。当時、何が起きたのか。
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