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水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分

水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

水卜麻美アナ(左)と神田愛花アナ(C)日刊ゲンダイ

 情報番組の女性アナウンサーが次々とダウンしている。

「ZIP!」(日本テレビ系)の水卜麻美アナも15日の放送を休み、週明けには元気な顔を見せたが、「喉の調子が少し良くなかった」のだという。18日には「ぽかぽか」(フジテレビ系)の司会・神田愛花が体調不良で出演しなかった。

 その前週には、「めざまし8」(フジ系)の小室瑛莉子アナが放送中に貧血で倒れ、フジテレビでは昨年から、「ノンストップ!」の三上真奈アナ、「めざましテレビ」の井上清華アナと渡邊渚アナが体調不良で出演を見合わせ、渡邊は入院してそのまま今年8月に退社してしまった。

「フジテレビばかり……。ブラック企業か」なんて言われるが、日テレでも水卜は昨年9月にも体調不良で休んでいるし、先月には「DayDay.」の黒田みゆアナが病欠。TBSでは「アッコにおまかせ!」の宇内梨沙アナが先日の放送を休み、「THE TIME,」を担当していた野村彩也子アナは1年間休養して、やっとナレーションのような仕事ができるようになったが、まだ情報番組やバラエティーの司会は無理だという。

 NHKでは「午後LIVE ニュースーン」の池田伸子キャスターが先月末にせき込んで番組を早退、「あさイチ」の鈴木奈穂子アナも夏前に3日連続で休んだ。

 フジテレビに限らないというわけで、なぜ女性アナたちは相次いで「体調不良」に襲われるのか。

「情報番組の放送時間は2時間くらいでも、MCは打ち合わせから反省会まで拘束時間は6時間程度と長いんです。大物ゲストだと本番前にあいさつに行ったりもあります。それが毎日ですから、肉体的負担、緊張感は相当なものです。さらにMCの女性アナは顔も名前も売れているから、他の番組のプロデューサーも使いたがります。放送以外のイベント司会もあったりして、若いアナはそれを全部引き受けようとします。手抜きのコツもまだ知らず、周りに“しんどい”と言えない。それが限界まできてダウンするわけです。入社4年目のフジの小室アナはその典型でしょうね」(テレビ情報誌編集デスク)

 やはり入社3年半だった野村アナは休養に入る前、ラジオも含めて10本の番組を担当していた。さすがに働かせ過ぎだったとTBSも気づいて、「業務負担をコントロールできなかったことを深く反省」とコメントを出した。

 一方、働かせ過ぎ改革が進んでいるから、お休みが増えているということもあるらしい。

 キー局の経営幹部は「ちょっとでも調子が悪いなと感じたら、積極的に休んでもらうことにしてます。生理の重い人もいますしね。本人が『大丈夫です』『頑張ります』と言っていても、プロデューサーの判断で休ませます。水卜さんや神田さんの欠席も“念のため”ということだったんじゃないかな。こうした欠席は、むしろいいことだと思ってます」という。

 女性アナではないが、なんと「めざまし8」の谷原章介までダウン。

 年末・正月特番の収録などもあって、この時季はアナウンサーたちは1年で一番忙しい。くれぐれもご自愛を。

(コラムニスト・海原かみな)

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