1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

藤井聡(京大大学院教授)が死ぬまでにやりたいこと「幼児のような日本を大人の国に!」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 9時26分

 魂の涵養には一人の時間も大事。一人の時間を何に使うかというと、一つが音楽。僕の実家ではいつも音楽が流れていました。だから、子供の頃からクラシックも歌謡曲もハードロックも聴いてきました。なかでも反骨精神が根底にあるロックに惹かれ、中学になると横浜銀蝿のコピーバンドを始め……いってみれば、僕は「この世の中は腐りきっている!」と憤った反抗期と今も同じなんですよ(笑)。

 30歳前後の時、あまりに忙しくて中断しましたけど、研究や言論と並行してロックもずっと続けてきました。今はソロや「三沢カヅチカ with Friends」という4人組バンドで1、2カ月に1回ほどライブをしています。以前、CDをリリースしたことがあり、また今度、僕が作詞作曲してミニアルバムを作る計画です。

 せっかくなので、インボイスを批判する曲とか、僕の言論活動で訴えていることをラップの歌詞にのせて歌っています。テレビやラジオに加え、もっと幅広い層に僕の主張が広がってほしいからです。ヒット曲を作って紅白歌合戦に出場する――これも、死ぬまでにやりたいことですね(笑)。

磯釣りで25キロ以上のクエを釣りたい

 それから、釣り。物心ついた頃から釣り好きの父親に連れられ池や川でフナやコイを釣り、大学入学後にいったんやめ、25歳ごろに再開してドハマリしています。

 釣る魚もだんだんエスカレートして、たどり着いた目標のゴールは磯釣りで25キロ以上のクエを釣ること! これまでハーナとヒラマサは10キロのものを釣ったことがあるものの、クエはまだ8.6キロのものしか釣れていないんですよ。

 忙しくて、釣りは年に数回、奄美大島や長崎に行くくらい。だから、行った時にはできるだけ寝ないで釣りをしています。

 自然と触れ合うのは気持ちがいいものですね。海を目の前にして釣り糸を垂れていると、生態系の中に自分がいるのだと感じられて、心が洗われます。邪悪なものがうごめく官邸や霞が関に出入りして仕事をしていると、魂が汚れて澱がたまってくるんです。釣りはそれを洗い落としてくれる。精神のバランスを保つためにも親しい人との社交や音楽、釣りが僕には必要なんですよ。

(聞き手=中野裕子)

▽藤井聡(ふじい・さとし)1968年10月、奈良県生駒市生まれ。京都大学工学部卒。98年京都大学で博士号を取得後、スウェーデンのイエーテボリ大学に留学し心理学を学んだ。京都大学大学院助教授、東京工業大学大学院助教授を経て09年から京都大学大学院工学研究科教授。12~18年、内閣官房参与。現在情報ニュース番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(朝日放送)などでコメンテーターを務める。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください