海外目指す女子プロの新トレンドは…公式戦Vから米ツアー移籍、そして「寿引退」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 11時32分
桑木志帆(C)日刊ゲンダイ
今季の国内女子ツアーは桑木志帆(21)の完全優勝で幕を閉じた。桑木はこの勝利でツアー通算3勝目。初の公式戦制覇で3年間の複数年シード権を手にした。
複数年シードは2019年に規定が変わり、獲得翌年からの10年間のうちに開始年度を選手が選択できるようになった。今季、米女子ツアーで戦った日本勢9人のうち、国内の複数年シードを持っていないのは西郷真央(23)と笹生優花(23)だけ。同ツアー挑戦を視野に入れている選手にとって複数年シードは、米国で通用しない場合や何らかの理由で撤退する際の「保険」になる。TOTOジャパンの優勝で来季の出場権を獲得した竹田麗央(21)や12月に同ツアー予選会を受ける原英莉花(25)と山下美夢有(23)も保有している。「山下らと米ツアーの予選会に臨む岩井明愛(22)・千怜(22)の姉妹は複数年シードは持っていません。早いうちに最高峰のツアーで戦いたかったのでしょう」とあるツアー関係者がこう続ける。
「ある女子プロに聞いた話ですが、20代前半の22歳か23歳までに公式戦に勝って複数年シードを取り、世界ランク75位以内で最終予選を受けるプランを持っているそうです。彼女はこんなことも言ってましたね。『(竹田)麗央ちゃんみたいにTOTOに勝てればベストだけど、それは簡単ではないので、おそらく予選会を受けることになると思います。米ツアーでプレーすれば誰だってメジャーを取りたいし、それが目標ですけど、夢がかなわなくても米国で戦うのは29歳まで。30歳前に結婚もしたいし、子供だって欲しい。仲間とはそんな話をしています。そもそも(上田)桃子さんみたいに30代後半までツアーで活躍できる人はまれですから。それでもシード権があれば、出産後に(横峯)さくらさんみたいに国内でプレーすることだってできますから』と」
今年の「海外組」で最年長は、畑岡奈紗(25)、勝みなみ(26)、渋野日向子(26)ら98年度生まれの、いわゆる「黄金世代」。米ツアー撤退まであと3年か?
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