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乳がん公表した梅宮アンナに亡き父親・辰夫さん譲りの矜持 発症から治療までを赤裸々告白

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 11時3分

乳がん公表した梅宮アンナに亡き父親・辰夫さん譲りの矜持 発症から治療までを赤裸々告白

梅宮アンナ(C)日刊ゲンダイ

 タレントの梅宮アンナ(52)が乳がんに罹患した体験を「文春オンライン」で赤裸々に語り話題となっている。

 アンナは、ことし8月に希少がんである乳がん「浸潤性小葉がん」のステージ3であることを公表。今月7日には右胸の摘出手術を受けた。それに至るまでの経緯や標準治療を選択した理由、また米国に比べて健康保険が充実しているため、「日本が素晴らしい国だな」と思ったこと、また、がんになったことで訪れた心情の変化、さらには公開に反対したマネジャーと意見の相違により袂を分かったことまで、包み隠さず語っている。

 また、タレントとしてSNSをやっている以上、「がんを公表して逃げるようなお仕事だったら、私はいらない」とまで断言している。

 かつての芸能界では、がんは隠すものという風潮が強かったが、がんが不治の病でなくなった今、早い段階でがんを公表し、それを克服して活躍を続けている芸能人はたくさんいる。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「かつての例で言えば、逸見政孝さん(享年48)がスキルス胃がんを公表した時はすでにかなり進行してしまっていた段階で、番組を降板した際にはやはり悲愴感が漂っていました。一方で、鳥越俊太郎さんは、早い段階でがんであることを公表し、ジャーナリストとして自らの治療の様子も積極的に報道し、見事に病魔を克服。現在もご活躍中です。今は、早期発見により、がんは必ずしも“不治の病”ではなくなったので、芸能人も公表するケースが多くなったようです」

 国立がん研究センターの「がん統計」からニッセンライフが作成したデータによれば、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%。つまり男女とも「2人に1人」はがんになるが、がんで死亡する確率は男性26.2%(4人に1人)、女性17.7%(6人に1人)に過ぎない。がんを公表し、それを乗り越えた「がんサバイバー」は芸能人に限らず、そこかしこにいる。

「かつて芸能人は、基本的に病気は公表しないことが多かったんですよ。病気であることを隠して薬のCMに出ていたベテラン俳優もいました。しかし今は、“転んでもタダでは起きない”ではないですが、積極的に公表することで、同じ病気で悩む人の支援になったり、講演などの仕事が入ってきたりして決してマイナス面ばかりではなく、次の仕事につながるケースも多くなっていると感じますね」(城下氏)

 父の梅宮辰夫(2019年没・享年81)に続き、がんを公表し、それに立ち向かう姿勢を明らかにした梅宮アンナ。その矜持は親譲りの強さである。

  ◇  ◇  ◇

 梅宮アンナといえば、かつて羽賀研二と交際していた。関連記事【もっと読む】羽賀研二3度目逮捕で見えた“極悪素顔”…梅宮アンナの病気も利用しSNSで芸能界復帰画策…では、元カレたる羽賀の節操のなさについて伝えている。

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