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八村塁の止まらぬ“口撃”にバスケ協会会長なぜ沈黙? 巨額の退職金まで約束されていながらの無責任

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 11時32分

八村塁の止まらぬ“口撃”にバスケ協会会長なぜ沈黙? 巨額の退職金まで約束されていながらの無責任

八村塁(C)共同通信社

 NBAレイカーズの八村塁(26)の“口撃”が止まらない。

 24日、日本バスケットボール協会に対し、「プレーヤーファーストの精神が見えない、自分たちの利益を優先していると感じる。そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」と、代表招集を事実上の拒否。14日に突然、「(協会は)お金の目的がある気がする。コーチも日本代表にふさわしいコーチを」とぶちまけた八村は、今回も「練習のやり方、ミーティングも世界レベルじゃない」と、男子代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)を痛烈に批判した。

 一選手の「造反」とも受け取れる爆弾発言。協会の渡辺事務総長は20日、「八村選手を商業目的に使ったという意図はなかった。しっかりと(八村に)伝わらず、コミュニケーションミスがあったのかなと思う。(コーチの人選も)我々は最適だと判断した。選手個人の意見でHCを選ぶことはない」と説明。昨25日には協会広報が改めて、「現段階で追加コメントやメディア対応の予定はありません」と話した。

 スポーツライターの津田俊樹氏が「八村選手の言い方も疑問ですが」と、前置きしてこう話す。

「最大の問題は、協会の三屋裕子会長(66)が何も発言していないことです。三屋会長は元バレーボール選手。バスケは専門外かもしれませんが、すでに会長を8年も務め報酬ももらっている。しかも、協会の報酬に関する規定に従えば、大企業並みの退職金も約束されています。かつて、多くの競技団体のトップは無報酬が基本。それを日本サッカー協会やバスケ協会の会長を歴任した川淵三郎氏が、『トップが無報酬なのは無責任である』と提言し多くの団体が組織改革に至った。逆にいえば、三屋会長は給料をもらっている以上、今回の八村の発言に対して会見を開くなり、説明する責任がある。でなければ、臆測が臆測を呼び、あらぬウワサを立てられてしまう」(前出の津田氏)

 事務総長任せで逃げ回っている限り、八村の爆弾発言の波紋は広がるばかりだ。

  ◇  ◇  ◇

 八村は以前からホーバスHCとの「不仲説」が囁かれていた。これまでの発言だけではなく、コート上でも露骨なまでにその空気を振りまいていたという。いったいどういうことか。何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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