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田中将大獲得へヤクルト資金捻出?大量4助っ人放出の相関関係…結果残した優良株までバッサリ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 11時32分

田中将大獲得へヤクルト資金捻出?大量4助っ人放出の相関関係…結果残した優良株までバッサリ

田中将大(C)日刊ゲンダイ

 楽天を自由契約になった田中将大(36)。

 球団が今季年俸2億6000万円から減額制限(1億円以上は40%=1億400万円)を大幅に超える大減俸を提示したことで、交渉が決裂した。

 野球協約上、減額制限を超える減俸は、双方が合意すれば成立するが、選手がこれを拒否して自由契約を選択することもできる。田中はこの「ルール」にのっとって退団することになったわけだ。

 前日、日刊ゲンダイはヤクルト入りの可能性を報じたが、25日付のスポニチも「ヤクルトが獲得に向けた調査を行うことが判明した」と書いた。ヤクルトは2021年からリーグ2連覇を達成したものの、ここ2年は5位に低迷。今季のチーム防御率はリーグワーストの3.64で、2ケタ勝利を挙げた先発投手はゼロ。投手陣の再建は急務だ。

 田中は今季、昨オフに右肘を手術した影響もあって一軍登板は1試合のみに終わったとはいえ、人気、知名度は抜群で、日米通算197勝の実績もある。

「楽天の石井シニアディレクターはかつてヤクルトでプレーしており、フロントや高津監督とのパイプは太い。田中は嶋ヘッドコーチとかつて楽天で黄金バッテリーを組んでいた。やりやすい環境ではあるでしょう。ヤクルトはこのオフ、ヤフーレ、サイスニード、エスパーダの助っ人3投手に加え、21日にはロドリゲスも自由契約にした。中でもヤフーレは先発として今季5勝10敗、防御率3.34。終盤5試合は安定した投球をしていましたからね。

 今季2年目のロドリゲスもそうです。先発としては結果を残せず、5月上旬に二軍落ちしたものの、7月に中継ぎとして一軍復帰するや、9試合連続無失点を記録するなど、人が変わったように好投を続けた。2人とも26歳と若く、伸びしろも期待できた。条件面で折り合いがつかなかったのか、あるいは田中獲得資金を捻出するために自由契約にせざるを得なかったのでは、との声も聞こえてきます。ヤクルトは今、ソフトバンクからFA宣言した石川柊太の獲得に乗り出しており、補強費が必要ですから」(球界関係者)

 自由契約になった助っ人4人の年俸総額は、約5億2000万円。

「田中は年俸1億5000万~2億円程度で契約できるでしょうけど、大きな出費であることに変わりない。結果を残した助っ人を放出してまで田中を取りに行くわけですから、それだけ本気なのでしょう」

 とは、前出の関係者だ。

  ◇  ◇  ◇

 田中にとって楽天は居心地のいい場所ではなかったかもしれない。いくらレジェンドとはいえ、近頃は「腫れ物」のように扱われていたからだ。いったいどういうことか。田中の「本当の評判」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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