大谷は今オフも「FA市場最大の目玉」として大忙し…ネゴシエーター、リクルーターとして引っ張りだこ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月27日 9時26分
大谷翔平と真美子夫人(C)共同通信社
DHで初の栄誉を手にするなど、偉業ずくめで2年連続3度目のMVPを受賞したドジャース・大谷翔平(30)。受賞ラッシュに沸いているが、しばらくゆっくりできそうにない。
ドジャースは今オフも大型補強に乗り出すとみられており、複数の米メディアの報道を総合すると、ド軍の補強リストには2020年首位打者のソト(前ヤンキース)、21年のサイ・ヤング賞右腕バーンズ(前オリオールズ)らの目玉選手が名を連ねているという。
12月9日からは全30球団の編成トップ、選手の代理人らが一堂に会するウインターミーティングがテキサス州ダラスで4日間にわたって開催される。FA、トレード市場は一気に進展するとみられるが、有力選手の交渉が大詰めを迎えれば、大谷も忙しくなりそうなのだ。
メジャーの移籍交渉にはGMはもちろん、オーナーや監督に加えて、主力選手が同席することは珍しくない。年俸などの条件面とは別に、主力自らがチームの良さをアピールするためだ。昨オフ、エンゼルスからFAになった大谷はドジャースと交渉する際、チームリーダーのベッツから勧誘された。大谷はド軍と合意すると、レイズからトレード移籍した右腕グラスノーにビデオメッセージを送り、オリックスからポスティングシステムで移籍した山本由伸との交渉にはベッツ、フリーマンとともに同席した。山本の代理人であるジョエル・ウルフ氏は「オオタニが温かく迎えてくれたため、ヤマモトの居心地も良くなったようだ」と、ド軍移籍の決定打になったと明かしている。
大谷は今やメジャーを代表するスーパースターの一人だけに、交渉相手に与えるインパクトは大。山本のように大谷の存在が移籍の決め手になる可能性もある。
ワールドシリーズ終了後に手術した左肩、昨年9月に2度目のメスを入れた右肘のリハビリがあるため、大谷が出馬するのは難しいとはいえ、ビデオレターでFA選手にラブコールを送るなど、今オフはネゴシエーター、リクルーターとして活躍することになりそうだ。
◇ ◇ ◇
いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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