大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月27日 11時32分
<今も大事かもしれないが数年後を見据えた補強と育成をしてほしい>
<私は生粋のヤクルトファンですが、皆さんご存知の通りヤクルトは先発投手が壊滅的に不足していて例年チーム防御率もリーグ最下位ですが、それでも昨年の10月に右肘手術を行い、年齢もかなり高いベテランの田中投手を獲得するのはどうも乗り気になれません…>
<まずは石川(柊太)を優先するんじゃないかな?>
<扱いが難しいよなぁ。田中を獲ったら200勝はさせないといけないから、それなりに登板機会を与えないといけない。3登板ですんなり達成とはいかないだろうし。そもそも現時点で一軍で投げられる力があるのかも疑わしい。今このような選手がヤクルトに入ったら、石川(雅規)の200勝にもかなり影響出てしまうんじゃないか?>
などと、こちらも消極的な声が少なくないのだ。
「ヤクルトはFA宣言したソフトバンクの石川柊太の獲得に乗り出しており、石川獲得を望むファンは多い。ところが、一部報道によれば、ヤクルトの編成幹部が石川を獲得できなかった時の保険として、田中を調査している旨を示唆した。これでは石川と正式に交渉する前から白旗を揚げているようなもの。本気度は疑わしいし、石川の心証を損なってもおかしくない。むしろ、田中取りに方針転換した可能性はあります」(放送関係者)
しかし、ヤクルト入りがスンナリいくのかどうか。田中は昨年、楽天で発覚した選手へのパワハラ騒動を巡り、あたかもこれに関与しているかのような動画が拡散。共犯説まで流れたとはいえ、それ以前に球団内では、田中の素行を問題視する声が出ていたという。
実際、スポーツ報知の東北版は昨年、<ウェートルームでは大声で「腰が痛い」「肩が痛い」と、どこに向けたものなのかわからない謎の“アピール”が頻繁にあったという。球団関係者は「そんなに状態が悪いのであればファームに行って調整すればいい。ローテを狙って頑張っている若い子たちもいるのに。他の選手の士気に関わる問題だった」と厳しく指摘した>と、書いている。
「こうした素行に関する評判は球界全体に広まり、扱いづらい選手と判断されてもおかしくない。楽天にとって最大の功労者でありながら、自由契約やむなしの条件を提示。高い人気と実績があるにもかかわらず、西武や阪神が早々に獲得を否定しているのを見ても、田中を取り巻く環境は厳しいでしょう。しかも、ここまで否定的な声が多いとなると、ますます手を挙げづらくなる。ヤクルトとすでにデキているならともかく、あくまで調査の段階であれば最終的に撤退してもおかしくない。飲料、食品メーカーの親会社は消費者のイメージを重視していますからね」(セ球団編成担当)
プロでは素行問題が足かせとなり、路頭に迷うケースもある。楽天でパワハラに関与した安楽智大は昨オフ自由契約になり、今季はメキシコリーグでプレー。かつて長距離砲として鳴らした中村紀洋(近鉄など)は、2度も浪人生活を経験した。
「田中はNPBでの現役続行を希望しているものの、所属先が決まらず、浪人生活に追い込まれても不思議ではない」とは、前出の編成担当。
マー君を拾う神は現れるのか……。
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田中の扱いに関しては、2年契約のはずがたったの1年でクビになった今江前監督も頭を悩ませていたという。本来であればレジェンド田中は無下にできない存在だが、今江氏が“外様監督”だったからこそ下せた「常識的判断」とは、いったいどのようなものか。楽天で何が起きていたのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
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