辻希美の長女・希空がYouTubeデビュー！ 辻家のネット戦略は「巧みさが光る」と識者

辻希美の長女・希空（本人のYouTubeチャンネルから）

　元モーニング娘。でタレントの辻希美（37）の長女・希空（17）が自身の誕生日となる11月26日、芸能事務所「LUV」に所属したことをインスタグラムで発表し、芸能界デビューを果たした。

　希空はこれまでもインスタグラムとTikTokは運用していたが、芸能界デビューにあたり、新たにインスタグラムの別のアカウントとYouTube「希空ちゃんネル」を開設。「希空ちゃんネル」は27日20時時点で登録者数が28.2万人、第1弾動画の再生回数は278万回に上るなど、デビューは大盛況となっている。

　母が辻、父が俳優の杉浦太陽（43）であるという2世芸能人としてのアドバンテージはもちろんあるだろうが、それ以外の要素として、ネット上でのアピール力の高さが今回の華々しいデビューにつながったといった要素はないだろうか。

　ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「新たに始めたYouTubeによる情報発信が、どうにも今風です。母の辻さんがネットにおける情報発信の良いところと悪いところを知り尽くしているからでは？」と、その巧みさを指摘する。

■「発信者たる本人の年齢が上がるのを待った可能性は否定できません」

　今回デビューした希空は顔出しこそ初めてだが、その姿はこれまでずっと辻のブログに登場してきた。また、本人のインスタグラムとTikTokではサングラス姿で登場する一方で、本格的な芸能活動となるYouTubeでの長尺の動画の公開は今回が初。YouTubeデビューが芸能事務所所属と同時になった点について、井上氏は「両親に『芸能活動は高校卒業が見えてから』という思いはあっただろうが、他の要素もあるのではないか」と指摘する。

「オーストラリアで16歳未満のSNS使用禁止法案が出るなど、『若年層がSNSなどのネット情報にさらされるのは危険だ』という共通認識が世界的に出来上がりつつあります。希空さんが14、5歳でYouTubeデビューを果たした場合、同い年前後の青少年が動画を視聴してしまい、希空さんのチャンネルにかじりついてしまうということが起きかねません。希空さんのチャンネルから有害な情報が発信されるとは思えませんが、10代前半の子供たちがファンになることでYouTube漬けにならないようにするため、発信者たる本人の年齢が上がるのを待った可能性は否定できません」

■「2世タレントは『親の七光り』的な要素が抜けないデビュー方法になりがち」