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惨敗続きのラグビー日本代表は「ひどく厄介な事態」に陥っている…27年W杯へ向けジョーンズHCがすべきこととは?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 9時26分

 しかし、自身のコーチング能力に絶対的な自信を持つジョーンズHCが、来季もさらに若手の起用にこだわることは十分に考えられる。

 ひどく厄介な事態なのである。

 それを解決するには、ジョーンズHCの口から具体的に「ジャパンが勝つための方策」が示される必要がある。

 11月9日に対戦したフランスは、立ち上がりからジャパンを上回る超速ラグビーを仕掛けてトライを重ねた。

 24日に対戦したイングランドは、超速ディフェンスでジャパンのアタックを分断してボールを奪い、そこからトライを重ねて前半で勝負を決めた。

 超速ラグビーを80分間続けることは物理的に不可能だが、そのなかでメリハリをつけて、ジャパンに力の差を見せつけたのである。

 こんな試合が続けば、選手たちに迷いが生じないか懸念される。

 確かに若手の発掘や、トライの質では成果もあったが、肝心の勝負に負けては選手たちの経験値は上がらない。なにより、ジョーンズHCを信じてハードワークに励む選手たちが、勝利を確信できないような心理状態に追い込まれれば、チームは迷走する。

 だからこそ、27年に向けて前向きに歩むためには、「明確で具体的な勝利への青写真」が示されなければならない。

 それが第二次エディ・ジャパンの、来季の課題なのである。

(永田洋光/スポーツライター)

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