菊池雄星「エンゼルスと3年97億円契約」にまさかの落とし穴…識者が指摘するアストロズとの“雲泥の差”
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 9時26分
菊池雄星(C)共同通信社
アストロズからFAになっていた菊池雄星(33)が日本時間26日、エンゼルスと3年約97億円で合意した。
今季の菊池は7月末のトレードデッドラインでブルージェイズからアストロズに移籍すると、2チームで計32試合の登板で、9勝10敗、防御率4.05、メジャーで自身初の200奪三振(206)。ア軍では10試合で5勝1敗、防御率2.70と期待通りの働きで地区4連覇に貢献した。
大谷翔平がドジャースにFA移籍したエ軍は今季、主砲トラウトが左膝半月板損傷で長期離脱。投手陣は、先発、リリーフとも崩壊状態に陥り、チームワースト記録の63勝99敗で1999年以来のア・リーグ西地区最下位に沈んだ。
計算できる先発投手は今季10勝(15敗)の左腕アンダーソンしかいないだけに、大リーグ公式サイトは「エースとしてチームを牽引するだろう」と予想する。
菊池が手にした3年約97億円の好条件は、ペリー・ミナシアンGMが就任した2020年以降では最高額。アーティ・モレノオーナーの方針から、先発投手との複数年契約を控えてきたエ軍が大盤振る舞いしたのは菊池への期待の高さがうかがえるが、来季でメジャー7年目を迎える左腕が額面通りのパフォーマンスを発揮するかは未知数だ。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。
「菊池は速球派左腕(最速159キロ)として評価され、アストロズ移籍後の安定した投球でさらに市場価値が高まった。ただ、ア軍でのパフォーマンスは、得点力(総得点740=リーグ5位)のある打線と盤石な救援陣(防御率3.66)の存在が大きかった。余裕を持って投げられたものの、投打とも脆弱なエンゼルスで今季のような働きができるかは未知数です」
メジャー移籍後の菊池はピンチを迎えるとマウンド上で大量の汗をかき、平常心を失って自滅するケースが少なくなかった。エースとして迎えられる新天地で期待に応えられるか、不透明だ。
◇ ◇ ◇
今やメジャーの顔となった大谷が、かつて高校進学で花巻東を選んだのは菊池雄星の存在があったからだ。根底にあったのは決して「憧れ」ではない。天性の負けず嫌いとして知られる大谷の進学秘話とは、いったいどのようなものか。
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