キャリアハイも「全然嬉しくない」…広島・栗林良吏の右肘手術&年内ノースロー調整はむしろプラス
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 11時32分
栗林良吏(C)共同通信社
次の戦いに備え、今は休息あるのみ、だ。
広島の栗林良吏(48)が昨27日に契約更改を行い、4500万円増の1億6000万円でサイン。今季はプロ入り最多の60試合登板で、0勝6敗、38セーブ、防御率1.96だった。
38セーブは自己最多だが、栗林は「キャリアハイでも全然嬉しくない。負けの数と負け方は反省しなきゃいけない」と、今季を振り返った。
それもそのはず、9月11日の巨人戦で「らしからぬ」大炎上をしたことは記憶に新しい。2点リードの九回に登板したものの、制球がまるで定まらず、適時打や押し出し四死球で6失点。1死も取れず、KOされた。
8月中は首位を独走しながら、9月に入って急失速。そんなチーム状態を象徴するかのような炎上劇で、この敗戦を契機に巨人にリーグ優勝をさらわれた。
「一番の理由は勤続疲労でしょう。ルーキーイヤーの2021年から抑えを務め、今季までの4年間で53、48、55、60試合に投げている。抑えはたださえ心身の消耗が激しい。去年のWBCも、腰の張りで代表から途中離脱したように、体のあちこちにダメージがある。10月に行った右肘のクリーニング手術も、元々シーズン前から予定されていたものですから」(球団OB)
そんな栗林にとって、右肘手術はちょうどよい“骨休め”になりそうだ。例年は秋季キャンプでブルペン入りしていたが、今年はリハビリ組。下半身中心のメニューで鍛え、年内はノースロー調整をするという。
栗林自身は「投げない期間が長くなるから、肩ができるまでは時間がかかるかも」と話すが、むしろ投げないことで疲労が抜ければ、大きなプラスになる。
今オフはメンテナンス期間と割り切れば、来季は更なる成績を残せそうだ。
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