大谷翔平の来季3年連続4度目MVPに高いハードル…二刀流復活がむしろ足枷、起用法も限定的か
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月29日 9時26分
大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports
いったい、どれだけ欲の皮が突っ張ってるのか──。
そう思いたくもなるのが今季、4年ぶりにワールドシリーズを制したドジャースだ。日本時間27日、ジャイアンツからFAになっていた左腕のブレイク・スネル(31)を5年約277億円で獲得したと、複数の米メディアが報じた。
スネルはサイ・ヤング賞を2度獲得(18、23年)。今年8月には自身初のノーヒットノーランを達成している。
来季はグラスノー(31)や山本由伸(26)に加え、大谷翔平(30)も投手として復帰する。それでもスネルを獲得した裏には、大谷を投手としてフル回転させられない事情もあるという。
オフに手術した左肩の状態が予想以上に深刻だったうえ、右肘手術明けで投球回数に制限がかかるからだ。
ゴームズGMは「(左肩手術の)術後の状態は良好だ。バッティングは来春のキャンプに間に合うと思う」と話す一方、3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦での登板は「まだ不透明な部分があるだけに、最善の方法を見つけたい」と慎重な言い回しをしている。つまり二刀流復活の来季も、打者に軸足を置かざるを得ないのが実情だ。
とはいえ、投手復帰が決まっている以上、打者としても今季のようにフリーパスで盗塁をすることはあり得ないし、投手をやる分、打者としての出場も限られる。
昨年はダブルヘッダーの1試合目に完封、2試合目に打者として本塁打を放った直後、けいれんを起こしたほど。2度目の右肘靱帯修復手術を余儀なくされたのは、さすがに無理がたたったからだ。ほとんど無休で投打の二刀流を実践、登板日も打席に立つリアル二刀流までやったエンゼルス時代のような起用は現実的ではない。
大谷は昨年、投手として10勝(5敗)、打者として44本塁打で2度目のMVPを獲得したが、投手としても打者としても出場機会が制限されそうな来季、果たして同様の成績を残せるか。3年連続4度目のMVPのハードルはかなり高くなりそうだ。
◇ ◇ ◇
いまやメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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