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男子バスケ代表“崩壊危機”は変わらない…八村塁騒動の渦中に渡辺雄太が熱弁火消しも確執消えず

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月29日 11時37分

男子バスケ代表“崩壊危機”は変わらない…八村塁騒動の渦中に渡辺雄太が熱弁火消しも確執消えず

渡辺雄太(C)共同通信社

 バスケットボール男子日本代表でパリ五輪の主力だった渡辺雄太(30=千葉ジェッツ)が昨28日、都内で取材に応じた。八村塁(26=レイカーズ)が日本バスケットボール協会の姿勢やコーチ選定などを批判したことが波紋を呼んでいる問題で、15分間経緯を説明した。

 渡辺はまず「塁がいろいろな発言をして、それが変な方向へ行ってしまっている。個が攻撃されることもあると感じた」とした上で、八村と日本代表のトム・ホーバス監督(57)については「関係性が良くなかった。それは事実として実際にある」と確執を認めた。

 発端はパリ五輪出場権を獲得した昨年のW杯後の会見でのホーバス監督の回答が「(メディアに)変な切り取られ方をして、それを目にした塁が怒ったのがそもそもの始まり」と指摘した。

 渡辺によれば、ホーバス監督が「代表チームでプレーしたい場合は、彼が私たちに電話をするべきだ」と発言した記事を目にした八村が激怒。実際は八村の代理人(ワッサーマン)の意向によって日本代表のコーチ陣と八村との連絡手段は遮断されており、ホーバス監督による「こちらから連絡をとれないから塁から連絡をしてほしい」との真意は伝わらず、両者に溝が生じたという。渡辺は「悪者は一人もいない」とし、ホーバス監督についても「僕はトムが大好き。日本代表のヘッドコーチとして誰よりもふさわしいと思っている。これは僕だけではなく、代表に関わるほとんどの人がそう思っている」と支持した。

「今こそ協会がリーダーシップを発揮しないと…」

 大人の対応で株を上げた渡辺の会見を聞いたスポーツライターの津田俊樹氏は「元NBA選手の渡辺が自分の言葉で説明したことで、結果として八村、ホーバス監督、協会の3者を救いましたね」とこう続ける。

「最も助かったのは協会でしょう。普通はこういう会見を渡辺ではなく、協会トップの三屋裕子会長が開かないといけないはずです。いくらボタンのかけ違いがあったにせよ、八村があそこまで言うのは、よほどのこと。渡辺はホーバス体制を支持しましたが、他の選手は八村の意見を支持しているかもしれない。今こそ協会がリーダーシップを発揮しないと、代表やホーバス監督が選手にソッポを向かれ、代表が崩壊する危険性をはらんでいると思います」

 渡辺は最後に「トムや塁とコミュニケーションをとりながら、これからの日本代表を良くしていこうとやっていくつもり。これ以上、大きくするのは避けてほしい」と強調したが、このまま沈静化、とはなりそうもない。

  ◇  ◇  ◇

 渡辺が話したように、八村とホーバスHCは「不仲」だった。当騒動での発言だけではなく、“コート上”でも露骨なまでにその空気を振りまいていたという。いったいどういうことか。何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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