東京ドームで「ドジャース山本由伸vsカブス今永昇太」実現へ…大谷の復帰登板は見通し立たず
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月30日 9時26分
山本由伸(C)ロイター/USA TODAY Sports
大谷翔平(30)、山本由伸(26)のドジャースが大型補強を敢行した。
ジャイアンツからFAになっていたサイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネルと5年約275億円で合意。近日中にも正式発表される。
米スポーツ専門局ESPNによれば、来季の先発ローテはスネル、グラスノー、大谷、山本、ゴンソリンの5人。ゴンソリン(約8億2000万円)を除けば、いずれも超高給取りだ。豪華な顔ぶれが並ぶ中、来季の開幕投手にはメジャー2年目の山本が抜擢されそうだ。
来季、投打のリアル二刀流に復帰する大谷はワールドシリーズで負傷した左肩を手術。来年3月18、19日の鈴木、今永昇太が所属するカブスとの日本開幕シリーズ(東京)の復帰登板は微妙との見方もある。今季、パドレスとの韓国開幕シリーズで大役を務めたグラスノーは8月に右肘を痛めてシャットダウン。レイズとパドレス時代に開幕投手を務めた経験があるスネルにしても、スロースターターで3、4月は通算30試合に登板して6勝12敗、防御率4.00にとどまる。
山本は右肩の故障から9月に復帰し、7勝2敗、防御率3.00でレギュラーシーズンを終え、ポストシーズン(PS)では2勝をマーク。PSの球速は150キロ台後半をマークするなど、球威も回復して完全復活をアピールしただけに、開幕投手の筆頭候補だ。
ドジャースの日本開幕シリーズは大谷の日本凱旋とあってチケット価格が高めに設定され、最も高価なグループシートのマススイート(定員10人)は176万円。観戦券は全て抽選制で、競争率の高いプラチナチケットと化すのは必至。日本のファンが注目する開幕戦は、今季15勝を挙げ、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で5位に入った今永との日本人同士の投げ合いが実現する可能性もある。
オリックス時代の山本は東京ドームと相性が良く、沢村賞とパ・リーグMVPをダブル受賞した2021年以降、計2試合で0勝1敗ながら、防御率2.57。23年のWBC1次ラウンドの豪州戦では4回を1安打無失点、8奪三振の好投で、日本の2次ラウンド進出をもたらした。
大谷の二刀流復帰はかなわずとも「弟分」が躍動しそうだ。
◇ ◇ ◇
いまやメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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