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大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運【老舗ライバル球団に明暗 大山FA騒動の舞台裏】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月30日 9時26分

大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運【老舗ライバル球団に明暗 大山FA騒動の舞台裏】

大山悠輔(C)日刊ゲンダイ

「残留」の一報を受けた瞬間、獲得に乗り出していた巨人の「敗退」が決まった。

 巨人の提示した条件は、阪神の5年総額20億円規模のそれを大きく上回り、「巨人有利」との見方が大半だった。実際、28日に野球解説者の高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルで「大山クラスって大体(巨人と)接触してると思う。そうなって(決断が)伸びているということは、移籍するな。(確率は)70%」と予想したばかりだ。

 膠着状態だったこともあってか、阿部監督はもちろん、山口オーナーも「お声かけした選手に関しては是非来ていただきたい」と異例のラブコール。選手では坂本が「大山君はいい子なので来てほしい」と言い、ポジションが重なる岡本和まで「同じ右バッターとして一緒に2人で高め合いたい。競い合いたい」とチーム総出で呼びかけていた。関係者の落胆の色は濃くて当然だが、「むしろ良かったと思いますよ」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「大山は今季、打率.259、14本塁打、68打点。得点圏打率(.354)が高いとはいえ、20億円以上も払って補強するべき選手なのか、疑問に思っていました。この金額なら、かつての小笠原や丸のように、MVP級の実績を引っ提げて来るくらいでないと割に合わない。自ら出馬した阿部監督は悔しいでしょうけど、OBとしてはこれで良かったと思います」

 どういうことか。

「もし大山が加入していたら、主砲で一塁の岡本の守備位置を変更することになるでしょう。岡本が外野に回ることになれば、せっかく台頭した20歳の浅野や、何とか育てたい22歳の秋広といった若手の出場機会が激減するのは目に見えている。阿部監督はいずれ岡本がメジャーに流出した後、打線の核がいなくなるのが怖いのでしょうけど、大山に岡本の代わりが務まるかどうか……。黄金期を築くためにも、4番とエースは自前の選手を育てて欲しいですから」

 それにしても巨人はFA戦線で勝てない。昨年の山崎福(日本ハム)、その前年には森(オリックス)、19年オフには美馬(楽天)の争奪戦に敗れている。現在、獲得交渉を続けているソフトバンクの甲斐と石川は巨人を選ぶのかーー。

  ◇  ◇  ◇

 それにしても、契約条件は巨人の方が上だったし、今年は東京に足繁く通って新居を探しているともっぱらだった。しかも、阪神には根深いトラウマがあり、在阪メディアとの関係性も良好ではなかった。それなのになぜ、残留を決めたのか。その「本当の理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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